グルコファージ(GLUCOPHAGE) 1000mg 100錠

グルコファージ(GLUCOPHAGE)の概要

グルコファージは、メルク社が製造・販売する糖尿病治療薬になります。糖尿病治療薬ビグアナイド薬の一種で、多くの国で2型糖尿病治療薬の第一選択薬とされています。

昨今では、糖尿病患者に対して保護的に作用する可能性があると注目されています。

また、有効成分が老化を防ぎ、寿命を延ばす効果があると報告されており、海外ではアンチエイジング分野の製品としての研究が進められています。糖尿病には、インスリンが体内で作れない1型糖尿病とインスリンの働きが十分でない2型糖尿病の2種類があります。

当医薬品が効果を発揮するのは、2型糖尿病になります。インスリンの分泌量に関係なく血糖値を下げる効果を持つため、補助的に作用します。

グルコファージの効果・効能

グルコファージの有効成分は、塩酸メトホルミン1000mgになります。肝臓や小腸、筋肉、脂肪組織に作用を示します。肝臓に効果を示すと肝臓で作られる糖分の量を制限します。小腸に効果を示すと糖分を吸収するのを制限する作用があります。筋肉や脂肪組織に効果を示すと蓄積している糖分を燃焼させる働きかけが起こります。

これらの作用は、インスリンに関与することなく血糖値の減少に効果を示すことができ、その点に大きな特徴があります。服用を継続することで、インスリンの分泌が促進されなくなり、体重が増加しにくくなることに繋がると考えられており、アンチエイジング分野をはじめ様々な分野で応用的な服用について検証されています。

グルコファージの使用方法・注意事項

グルコファージの服用方法は、2型糖尿病治療の場合、1日500mgより服用を開始します。維持量は効果を観察しながら決めますが、通常1日750～1,500mgとなることが多くなっています。但し、1日最高服用量は2,250mgまでなるので注意が必要です。

副作用としては、下痢や吐き気、食欲不振や腹痛などの胃腸症状が多く報告されています。血糖値を下げる薬と併用することで、低血糖を起こす恐れがあります。低血糖とは、必要以上に血糖値が下がってしまう状態で、ふるえや寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感などの症状が現れることがあるので注意が必要です。これら症状が続く場合は、一度医療機関の受診を行って下さい。

さらに低血糖状態が続くと痙攣や意識を失うこともあるので、すぐに糖分を補給しなければなりません。糖尿病治療には、薬だけでなく食事療法や運動療法を組み合わせることでより高い治療効果が得られるので、生活習慣の見直しなども合わせて行って下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。