ボルタレンエマルジェル（VOLTAROL Emugel）1% 100g

ボルタレンエマルジェル（VOLTAROL Emugel）の概要

ボルタレンエマルジェルは、グラクソスミスクライン社が製造・販売する鎮痛薬です。ノバルティス社が製造するボルタレンエマルジェルと同じ成分のジェネリック医薬品になります。ジェネリック医薬品であるため、その効果の実績が確認できた上で安価に購入できるのが魅力です。

ステロイド以外の効果で痛みや炎症を軽減できる作用を持ち、ジェルタイプなので気になる箇所だけに効果的に作用させる事ができます。

また、服用タイプと違いジェルタイプは胃が荒れる心配がないため、人気があります。日本国内では承認されていないため、購入するには通販や個人輸入を経由しなければならないので注意が必要です。市販薬の鎮痛成分では、効果が十分に感じられない人は検討してみるとよいかもしれません。

ボルタレンエマルジェルの効果・効能

ボルタレンエマルジェルの有効成分は、ジクロフェナクジエチルアミンになります。痛みや炎症を増強させる成分であるプロスタグランジンの合成を抑制する事で効果を得ます。

シクロオキシゲナーゼという酵素の働きを阻害する事でプロスタグランジンが生成されにくい環境を作ります。プロスタグランジンそのものには炎症作用や発痛作用は強くありませんが、同じく発痛作用などを持つブラジキニンの作用を強力にします。

当成分は、症状の根治を狙ったものではなく、対症療法として用いられる点に注意して下さい。塗布すると15～40分程度で効果を示し6～10時間程度効果が持続します。その他特徴として、ジェルには保湿効果がある点、強い匂いを発しないため使いやすさに定評があります。

ボルタレンエマルジェルの使用方法・注意事項

ボルタレンエマルジェルの使用方法は、炎症や痛みが気になる部位に1日3～4回塗布します。1回の塗布に使う量としては、チューブから2～3cm分取り出すのを目安として下さい。粘膜や傷口の近くへの塗布は行ってはいけません。一度に過剰な量を塗布すると副作用リスクを高めるため、定められた量を守りましょう。

主な副作用として発疹、湿疹、痒み、肌荒れ、皮膚の赤みなどが報告されています。稀に重篤な副作用として、アナフィラキシーショック、血管浮腫、蕁麻疹の報告もあります。ほとんどの場合、副作用が生じても安静にしていれば症状は治りますが、症状が我慢できないほど強い時、長い期間続くような場合は、医療機関を受診しましょう。併用注意薬として、ニューキノロン系抗菌剤があります。脳内の抑制系神経伝達物質を阻害する事で痙攣を引き起こす可能性が示唆されています。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。