リザクト(RIZACT) 5mg 4錠

リザクト(RIZACT)の概要 ※マクサルトのジェネリック

リザクトは、インドのCipla（シプラ）社から製造・販売されている片頭痛の治療薬です。マクサルトのジェネリック医薬品となっています。

片頭痛は頭の血管が急激に拡張することで、脈を打つような拍動性の痛みが生じます。ズキズキドクドクといった痛みがこめかみから目のあたりに発作的に起こり、ひどい時には吐き気や嘔吐、目がチカチカするなどの症状が起こるのが特徴です。女性ホルモンと深く関係するため女性に多いといわれています。

リザクトはこのような辛い症状を緩和してくれます。予防薬ではありませんが、片頭痛の前兆が起きるか、痛みが発症してからなるべく早めに服用することで効果を発揮します。先発品であるマクサルトと効果は変わらず、低価格で購入できるのが特徴です。

製造会社のCipla（シプラ）社は1935年にインドで設立された製薬会社です。ジェネリック医薬品やブランド医薬品を製造・販売しており、WHOやアメリカのFDAにも承認されているので安心できる企業です。

リザクトの効果・効能

リザクトの有効成分はリザトリプタンです。リザトリプタンは片頭痛の急性期治療薬として使用されています。一般的な市販薬の場合、強い緊張状態やストレス状態に起こる「緊張型頭痛」には効果的ですが、片頭痛のような慢性型頭痛には効果が期待できません。一般的な市販薬で片頭痛の効果が感じられなかった方には、リザクトをおすすめします。

リザクトはトリプタン系に分類されます。片頭痛は血管が拡張することで周辺の神経を刺激することが原因とされています。血管の内壁にあるセロトニン受容体に働きかけ、拡張した血管を収縮させることで痛みをやわらげます。

対症療法薬のため頭痛の原因そのものを治療することはできませんが、頭痛が起きてから服用する頓用の治療薬のため、前兆があれば服用のタイミング問わず服用できます。

 

リザクトの使用方法・注意事項

リザクトは成人で頭痛発現時に1回2錠（リザトリプタンとして10mg）を服用してください。食事の有無にかかわらず服用できます。主な副作用には眠気・倦怠感・めまい・口渇・脱力感などがあります。予防目的での服用は控えてください。服用後に全く効果を感じられない場合であっても、20mg以上の追加服用はしないでください。虚血性心疾患の可能性がある方、肝機能障害を患っている方、高血圧の方、てんかん、または痙攣を起こしやすい脳疾患のある方は使用を注意してください。

 

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。