マラセブ(Malaseb) 薬用シャンプー 500ml

マラセブ(Malaseb) 薬用シャンプーの概要

マラセブ薬用シャンプーは、Dermcare-Vet Pty（ダーマケアペット）社が製造・販売する犬の皮膚治療用シャンプーです。皮膚のベタつき、乾燥、フケ、湿疹、抜け毛など細菌や真菌の繁殖によって引き起こされるさまざまな皮膚疾患に用いられます。

マラセチアは犬の皮膚にいる常在菌であり、真菌の一種です。皮膚が健康な状態である場合は問題ありませんが、皮膚の分泌量が増えすぎてしまったり（脂漏）、他の皮膚炎やアトピーなどで皮膚の抵抗力が低下したりすると異常増殖し、皮膚炎の症状が悪化することがあります。

皮脂分を好むマラセチアはわきの下、指の間、内股、耳、お腹、下あご、肛門の周りなど皮脂の蓄積しやすい場所で繁殖し、症状としては強い赤みやかゆみが特徴で、粘りがある脂性のフケや特異な臭いが生じることもあります。

マラセブ薬用シャンプーは異常増殖してしまったマラセチア菌を抑制し、さらに洗浄成分により皮膚の余分な皮脂や汚れを効率的に洗い流します。海外では既に高い信頼性が確立されており、日本国内においても臨床試験によって優れた有効性が確認されています。

マラセブ 薬用シャンプーの効果・効能

マラセブ薬用シャンプーの有効成分は、グルコン酸クロルヘキシジン、ミコナゾール硝酸塩です。これらは真菌（マラセチア）と細菌を殺菌する成分で、皮膚上で増殖した菌を減らす効果があります。

また、特別調整された低刺激性の表面活性剤の力により、菌が増殖する原因となる過剰な皮脂分や不衛生な汚れを効果的に洗い流します。

異常増殖した菌をそのまま放置すると、皮脂分を栄養にしさらに増殖して皮膚炎が悪化するので早期の外用療法が必要になります。

マラセブ 薬用シャンプーの使用方法・注意事項

マラセブ薬用シャンプーの使用方法は、犬の被毛を温水あるいは水でしっかり湿らせ、本剤を全身にわたって擦りこむように泡立てます。10分ほど放置した後、薬剤が残らないように全身を温水あるいは水で十分に洗い流してください。投与回数は1日1回までで、最低3日以上の間隔をあけて週2回投与します。

副作用として、投与後にショック症状が現れることがあるので、使用中には犬を十分に観察し、犬が不安定になったり、気分が悪そうにしたり、苦しそうにしたり、呼吸困難になったりする場合には、直ちに使用を中止して獣医師による診察を受けてください。

また、本剤の使用により皮膚に以下のような症状が生じた場合にはすぐに使用を中止し、獣医師の診察を受けるようにしてください。

• 発疹
• じんま疹
• 赤み
• かゆみ
• 接触性皮膚炎
• 刺激感
• びらん
• 小さな水疱

有効成分に対して過敏症の既往歴のある犬、1.5kg未満の犬、生後3ヶ月齢未満の犬には使用しないでください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。