ロラクリア(Loraclear) 10mg 90錠

ロラクリア(Loraclear)の概要　※クラリチン錠のジェネリック

ロラクリアは、AFT Pharma（エーエフティーファーマ）社が製造・販売している抗ヒスタミン薬です。有名なクラリチン錠のジェネリック医薬品となっています。

主に花粉症などの季節性鼻炎、蕁麻疹、皮膚炎、湿疹による痒みの治療に使用されます。比較的新しい種類の抗ヒスタミン薬で、他の薬よりも口渇や排尿障害などの副作用が少ないのが特徴です。

ロラクリアのような抗ヒスタミン薬は、H1受容体拮抗作用以外に抗炎症作用や抗アレルギー作用も持っています。即効性があるのが特徴で眠気がおこりにくく、1日1回服用するだけでアレルギー症状を緩和します。

鼻炎はアレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応が起こることによって、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が引き起こされます。一年を通して症状が出る通年性のものと、花粉症のような特定の季節に症状が出る季節性のアレルギー性鼻炎があります。近年では大人だけでなく、子どものアレルギー性鼻炎も増加しています。

AFT Pharmaは1997年に設立し、本拠地をニュージーランドにおく製薬会社です。医薬品の販売、治験を含む薬剤開発も行っています。約109カ国以上へ医薬品を輸出するなど、振興製薬会社として知名度が上がっています。

ロラクリアの効果・効能

ロラクリアの有効成分はロラタジン(Loratadine) 10mgです。アレルギーの発症にはヒスタミンという体内物質が関係しています。アレルギー反応がはじまると、免疫細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。その刺激によりアレルギー症状が誘発されます。

有効成分のロラタジンはこのヒスタミンの受容体をブロックし働きを抑えることで、アレルギーの症状を緩和します。即効性が特徴で、服用後３０分から１時間で効果がでると報告されています。持続時間も長いので、1日1回の服用で済むのもメリットといえるでしょう。

ロラクリアの使用方法・注意事項

ロラクリアは通常、成人・7歳以上の小児は1回1錠を1日1回食後に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。

主な副作用としては、以下の症状が報告されています。

• 眠気
• 倦怠感
• 腹痛
• 口渇
• 吐き気
• 嘔吐
• 発疹
• 便秘

飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回分飛ばしてください。2回分を一度に飲んではいけません。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。