レフルノミド(Leflunomide) 20mg 30錠

レフルノミド(Leflunomide)の概要

レフルノミドはUK Generic（ユー・ケー・ジェネリック）社から製造・販売されている医薬品です。主に関節リウマチの治療に使用されます。

リウマチは、免疫機能の異常によって手足の関節が腫れて痛む病気で、膠原病の一種です。進行していくと関節が動かせなくなり、日常生活に大きく影響します。炎症は関節の他にも目や肺など、全身に広がることもあります。

原因はいまだによくわかっていません。しかし自己免疫疾患と呼ばれるリウマチは、関節を守る組織や骨、軟骨が敵とみなされあやまって攻撃されてしまい、これらを壊してしまうといわれています。

他の細胞にも影響を及ぼすことがあり、肺障害や肝障害、血液障害、感染症などの副作用が出やすいといわれています。とくに日本人の場合は間質性肺炎にかかることが多く、医師の管理下で安全に配慮しながらの服用が重要です。

レフルノミドは、免疫の亢進状態をおさえ炎症を鎮める効果があります。比較的即効性があり、リウマチの進行を遅らせる効果が確認されています。

レフルノミドの効果・効能

レフルノミドの有効成分は同名のレフルノミド(Leflunomide) 20mgです。イソキサゾール系のリウマチ薬（DMARDs）で、抗リウマチ薬と呼ばれるグループに属しています。免疫抑制薬に近い作用機序を持っており、即効性があるのが特徴です。

リンパ球の増殖にかかわる酵素、ジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼの活性を阻害することで関節炎を抑えます。リウマチの治療によく使われるメトトレキサート（リウマトレックス）と同じ効果が期待できることから、世界でも広く用いられています。

レフルノミドの使用方法・注意事項

レフルノミドは早期に効果を得るため、飲みはじめの3日間は通常100mgを服用します。その後は10～20mgを継続していきます。飲みはじめの副作用が心配な方は、20mgから開始することも可能です。

主な副作用として以下の症状が報告されています。

• 下痢
• 吐き気
• 腹痛
• 脱毛
• 頭痛
• 発疹
• 高血圧

とくに注意が必要な副作用は、間質性肺炎と肝障害、血液障害、それとウイルス肝炎や結核などの感染症です。初期症状として、咳や息切れ、呼吸困難、発熱やのどの痛み、口内炎、発疹、かゆみ、異常なだるさ、皮膚や白目が黄色くなるといった症状がおこります。肝臓や肺の疾患のある方は副作用がでやすいので、使用できないこともあります。

 

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。