イフェクサーXR(Efexor XR) 75mg 28カプセル

イフェクサーXR(Efexor XR)の概要

イフェクサーXRは、Pfizer（ファイザー）社が製造・販売しているうつ病や不安障害の治療薬です。日本ではイフェクサーSRとして販売されており、セロトニンやノルアドレナリンの量を増やし、気分の落ち込みや意欲の低下を改善します。

SNRIと呼ばれるセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬で、第1世代の三環系抗うつ薬や第2世代の四環系抗うつ薬と比較して、より効果が高く副作用が少ないのが特徴です。

有効成分ベンラファキシンは不足したセロトニンの働きを強くすることで、心のバランスを保つサポートをします。そして、ノルアドレナリンの働きを強くすることにより、従来の抗うつ剤では困難であった意欲・やる気の向上を改善することができます。

イフェクサーXRを服用することでセロトニンとノルアドレナリン両方の働きを強めることができ、不安や悲観といった感情が前向きに変わり、意欲や向上心を強くしうつ症状の改善へつなげます。

イフェクサーXRの効果・効能

イフェクサーXRの有効成分は、ベンラファキシン75mgになります。うつ病の発症には、セロトニンとノルアドレナリンの減少が関与しています。セロトニンは精神の安定に役立ち、ノルアドレナリンは集中力や判断力などに関連します。

ベンラファキシンは、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、気分の落ち込みを緩和し、意欲を高める効果を発揮します。

セロトニンの再取り込みを選択的に阻害する第3世代の抗うつ剤もありますが、ベンラファキシンはノルアドレナリンの再取り込みも阻害する第4世代の抗うつ剤であり、より副作用が少なく高い効果を発揮します。

イフェクサーXRの使用方法・注意事項

イフェクサーXRの服用方法は、通常成人にはベンラファキシンとして1回37.5mgから服用を始めます。1週間後から1回75mgを1日1回食後に服用します。なお、年齢や症状により適宜増減しますが、1日最大用量225mgを超えないようにしてください。増量する場合は1週間以上の間隔をあけ、1日用量として75mgずつ行います。

主な副作用としては、以下の症状が報告されています。

• 頭痛
• めまい
• 悪心
• 腹痛
• 下痢
• 倦怠感
• 口内乾燥

低頻度ですが、発疹、蕁麻疹、血管浮腫などもあります。このような症状が現れた場合は、使用を中止し医師または薬剤師に相談してください。

イフェクサーXRの成分に対し過敏症の既往歴のある方、MAO阻害薬を投与中もしくは投与後2週間以内の方、重度の肝機能障害の方、重度の腎機能障害の方は使用することができません。他にも使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談してください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。