バイアグラ(VIAGRA) 25mg 4錠

バイアグラ(VIAGRA)の概要

バイアグラは、ファイザー社が製造・販売するED治療薬になります。1998年にアメリカで誕生し、日本国内においては、翌年の1999年から販売が開始されました。2022年4月よりEDによる男性不妊の場合、保険適用が可能になると注目を集めています。

EDは、勃起障害の略称で性行為において十分な勃起が得られない、維持できない状態を指します。考えられる原因としては、精神的な問題、何かしらの病気などに付随する器質的な問題が挙げられます。

当医薬品は、陰茎への血液流入をサポートすることで勃起しやすい環境をつくります。強い器質的な問題がなければ、多くのEDのケースで効果を実感することが可能です。日本国内においてED患者は1000万人以上いるとも推計されており、男性不妊の一つとして注目され改善に力が注がれています。

バイアグラの効果・効能

バイアグラの有効成分は、シルデナフィル25mgになります。元々は、狭心症治療における血管拡張作用を期待して開発されていました。その効果は十分に認められなかったのですが、治験の結果から得られた勃起を促す効果が着目され、当医薬品の開発が開始することになりました。

勃起を抑制する酵素であるPDE5の働きを阻害することで、円滑な勃起環境を整える効果が分かっています。PDE5は、勃起を引き起こすcGMPを分解します。PDE5が働かなくなることで、cGMPが作用しやすい環境となり、血管拡張の作用によって、陰茎内部の血流が増加します。

服用後40分程度で効果が現れ、4〜5時間程度効果が持続します。他の同作用を示す薬に比べると、比較的効果の発現が早く、効果が消失するまでの時間が短いため、非常に使用しやすいのが特徴です。

バイアグラの使用方法・注意事項

バイアグラの服用方法は、1日1回1錠を性行為の1時間前に服用します。効果が不十分の場合は、2錠の50mgを服用下さい。空腹時の服用が推奨されています。食後は2時間以上の間隔が必要です。

食べ物によっては、有効成分の吸収を阻害して十分な効果が得られなくなる場合があります。また、グレープフルーツジュースの成分が効果を低下させることが分かっているので服用前後の摂取は避けて下さい。1日に服用できるのは、1回までとし、次回服用の際は24時間後とします。体内に成分が過剰に蓄積されると副作用リスクが高まるので注意が必要です。

主な副作用は、発赤や目眩、動悸、血圧低下などになります。ほとんどの場合、薬の効果が消失する数時間以内に症状は治りますが、万が一、症状が強く出る場合や長く続く場合は速やかに医療機関を受診するようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。