アジー(AZEE) 250mg 10錠　※ジスロマックのジェネリック

アジー(AZEE)の概要　※ジスロマックのジェネリック

アジーは、主に性病であるクラミジアや淋病等の治療に用いられる抗生剤です。クラミジアや淋病の治療薬で人気があり有名なジスロマックのジェネリック医薬品になります。クラミジアや淋病を服薬するだけで治療することができます。

また、細菌による原因である歯肉炎や歯周炎、中耳炎等や泌尿系の咽頭炎や喉頭炎、気管支炎や肺炎等に対しても高い治療効果があり、さらに原因菌が分からない風邪等の場合でも処方されることがあります。

クラミジア患者に対して90.7%の患者に症状改善が認められているデータがあり、歯周病では85.9%、マイコプラズマ肺炎は98%等の症状改善が認められているデータもあり、高い改善謳歌が期待できる薬です。インドにある大手製薬会社でインド国内でも5指に入り、世界的にも有名なシプラ（Cipla）社で製造、販売されています。

シプラ社は一般医療薬品、抗生物質、抗がん剤、喘息薬、抗エイズ剤、糖尿病薬、動物用ヘルスケア用品など幅広い分野の薬を製造しており、北欧や南米、アジアやヨーロッパ、中東やアフリカなどの世界150ヵ国に輸出している、インドの筆頭格製薬会社です。世界保健機構（WHO）の許認可機関に承認されており、世界的にも安全性や信頼性が高い製薬会社でもあります。

アジーの効果・効能

アジーの有効成分はアジスロマイシンであり、マクロライド薬(15員環薬)と言われており、私たちの免疫は、細菌性感染症から回復するために重要な役割を担います。その免疫力を補助するために抗生物質が使用されますが、アジスロマイシンもこの抗生物質の1つです。

生物の様々な細胞は、タンパク質からできています。私たちの心臓や肺、肝臓等ももちろん、細菌の細胞もタンパク質からできており、細胞はタンパク質の塊とも言えます。

様々なタンパク質の多大な情報は、その細胞のDNA（デオキシリボ核酸）が持っており、DNAが持っているたんぱく質の情報の1部をRNA（リボ核酸）がリボソームという器官に運び、そのRNAが持ってきたタンパク質の情報をもとに、リボソームでタンパク質を生成します。そうすることで細胞分裂を行い、細胞は増殖することができます。

アジーの有効成分であるアジスロマイシンは、その細菌の細胞が持つリボソームに結合してリボソームの働きを阻害することで、細菌の細胞分裂を抑制し、クラミジアや淋病等の細菌の増殖を抑え、治療効果を発揮します。人間と細菌の細胞ではリボソームは形が違います。アジスロマイシンは細菌の細胞のリボソームの働きのみを阻害しますので、人間には影響を与えずに細菌だけの増殖を抑えることができます。

また、細菌の増殖を抑えるため、様々な細菌が原因による疾患である、歯肉炎や歯周炎、中耳炎等や泌尿系の咽頭炎や喉頭炎、気管支炎や肺炎等にも効果が期待できます。

アジーの使用方法・注意事項

クラミジア治療の場合：通常成人では、1日１回、１回1000mgを服用します。1錠250mgの場合は1回に4錠服用します。

淋病の場合：通常成人では、1日1回、1回2000mgを服用します。

その他の細菌性感染症の場合：通常成人では、1日1回、1回500mgを3日連続で服用します。

アジーの効果は食事に左右されませんので、服用する時間帯は決まっていませんが、身体の負担を抑えるのであれば、空腹時に服用するのがよいとされています。飲み忘れに気付いた時は、すぐに服用して下さい。ただし、次回の服用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から服用して下さい。絶対に2回分を1度に飲まないでください。アジーは基本的には安全でほとんど副作用は無いと言われていますが、発疹、蕁麻疹、掻痒症、血栓性静脈炎、AST上昇、ALP増加、γ-GDP増加、肝機能障害等の報告があります。すべての副作用を記載したわけではありません。高度な肝機能障害がある方や、心疾患のある方には服用に注意が必要です。その他にも、使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。