ボベラン(VOVERAN) SR 75mg 100錠

ボベラン(VOVERAN)SRの概要

ボベランSRは、ノバルティス社が製造・販売する強力な痛み止め薬です。日本の医療機関でもよく目にするボルタレンSRのジェネリック医薬品となります。ジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を確認できた上で安価に購入できる点が魅力です。

主に解熱鎮痛を目的とし頭痛、生理痛をはじめ、五十肩や腰痛症などの筋・関節障害に使用されています。炎症や痛みの増強作用をもつプロスタグランジンという伝達物質の生合成を抑える事で効果を得ます。

服用後すぐに効果を示し、個人差はありますが1度服用すれば6～12時間は効果が持続するため、非常に使い勝手が良い薬です。胃が荒れやすいというデメリットが有名ではありますが、市販薬では十分な消炎鎮痛効果が得られない人にとっては検討の価値がある薬となります。

ボベランSRの効果・効能

ボベランSRの有効成分は、ジクロフェナクになります。ジクロフェナクは非ステロイド性炎症薬の一種です。文字通り、ステロイド以外の効果で消炎鎮痛効果を示します。ステロイドとは異なる効果の消炎鎮痛効果であるため、ステロイド固有の副作用症状に悩む人でも服用可能です。

シクロオキシゲナーゼの働きを阻害する事でプロスタグランジンの生成を抑制します。プロスタグランジン自身の発痛効果は強くありませんが、発痛物質であるブラジキニンの効果を強める作用があるため、痛みに大きく関与する事になります。

つまり、ボベランSRを服用する事で、発痛を増強させる物質が体内で生成されにくくなるため、痛みの度合いを軽減する効果が得られます。ただし、痛みの原因そのものを改善させる効果は持っていないため、対症療法薬として服用するよう注意して下さい。

ボベランSRの使用方法・注意事項

ボベランSRの服用方法は、1日に3回を上限として痛みや炎症がある時に1錠を服用します。空腹時の服用は必ず避け、なるべく食後に服用するようにしましょう。胃の中が空であった場合、胃の粘液に影響し、胃が荒れやすい環境をつくる可能性があります。一部、併用注意の薬があるため、常用薬がある人は事前に併用可能かどうか調べてから服用して下さい。

主な副作用は、胃痛や胃部不快感など消化器系の症状がほとんどになります。服用後に異変が生じ、その異変が長引くようであれば医療機関を受診するようにしましょう。稀に重篤な副作用として、ショックやアナフィラキシー、消化管の狭窄または閉塞が報告されています。また、効果が強いため、子どもや妊婦の服用は避けるか細心の注意を払って服用するようにしましょう。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。