バイアグラ（VIAGRA）50mg 4錠 (原産国トルコ)

バイアグラ（VIAGRA）の概要

バイアグラはED（勃起不全）の治療薬であり、ED治療薬の中では最も有名な薬の1つです。また、1998年にアメリカで、世界で初開発されたED治療薬でもあります。日本では1999年から処方されるようになりました。

ED治療薬の中でも世界で一番長く愛用されている薬がバイアグラと言っても過言ではないです。様々なED治療薬が販売されている現在でも、バイアグラの人気は衰えていません。

バイアグラを服用することで、強制的に陰茎の海綿体への血液流入を促すことで勃起させる効果を発揮します。服用後1時間程度で効果があらわれ、性的な刺激を受けた際に十分な勃起作が得られるようになります。

効果持続時間は、体質にもよりますが大体4時間～5時間程であり、性的な刺激に対して、特に問題ない時間です。性的刺激がないと勃起はしませんので、効果持続時間中ずっと勃起するわけではありません。

製薬会社である、ファイザー（Pfizer）社が製造、販売しています。ファイザー社は1849年にアメリカのニューヨークで創業を開始し、現在では世界150ヵ国以上に拠点を置く、世界的にも大手の製薬会社です。ペニシリンの量産に世界で初めて成功した企業としても知られています。

バイアグラの効果・効能

バイアグラの有効成分はシルデナフィル（Sildenafil）であり、 PDE-5 (5型ホスホジエストラーゼ)阻害薬と言われています。

勃起が起こる際、男性は性的興奮や性的刺激を感じると、脳が勃起神経を通して陰茎に勃起指令を出します。そうすると、血液が陰茎の海綿体に血液が送られ、どんどん血液が溜まっていき勃起します。

陰茎の海綿体はNO(Nitric oxide：一酸化窒素)が生産され平滑筋で拡散されます。そのNOは、可溶性グアニル酸シクラーゼと呼ばれる酵素を活性化させ、血管内にcGMP(Cyclic guanosine monophosphate：環状グアノシンーリン酸)という物質が増加させます。

このcGMPが、陰茎の海綿体の平滑筋を弛緩させ、陰茎新動脈血管を広げさせます。そうなると陰茎の血液が増加するため勃起が促されます。しかし、PDE-5という酵素はこの勃起に必要なcGMPを分解してしまう作用があり、cGMPが分解されると勃起ができなくなってしまいます。

シルデナフィルはこのPDE5の作用を阻害することで、cGMPが分解されることを防ぐことにより、cGMPの働きを促進し、EDを治療します。血流が増加すると、陰茎部分の海綿体が満たされるため、硬い陰茎を維持できる勃起状態となり、男性の性的行為をサポートしてくれます。また、副次的効果により、早漏の改善も期待できます。

バイアグラの使用方法・注意事項

バイアグラは、通常性行為の1時間前に1日1回服用します。バイアグラ25mg～50mgを服用できますので、半錠か1錠を水やお湯などで服用して下さい。1回服用した場合は、24時間以上間隔をあけて下さい。

水やお湯がない場合は、お茶やジュース、清涼飲料水での服用も可能です。ただし、脂肪の多い牛乳やグレープフルーツジュースはバイアグラの効果を弱めてしまう可能性があるため、避けて下さい。

脂質が多い食事をとった後だと、有効成分であるシルデナフィルの吸収が阻害され、十分な効果が得られない場合があります。十分な効果を得るためには空腹時に服用することが推奨されています。食前後に服用する場合は、前後2時間は間隔をあけることをお勧めします。

バイアグラは用法・用途を守れば安全性の高い薬と言われていますが、副作用が発症する可能性があります。副作用としては、ほてり、頭痛、めまい、胸痛、頻脈、動悸、AST増加、発疹、熱感等があります。希に高血圧、不整脈、末梢神経浮腫異常感覚、無力症等があります。すべての副作用を記載したわけではありません。

その他にも、重度の肝機能障害や低血圧や高血圧が重度な方、6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を起こした方等は使用禁忌となっています。その他にも使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。