トバ点眼液（TOBA）0.3% 5ml

トバ点眼液（TOBA）の概要

トバ点眼液は、サンファーマ社が製造・販売する抗菌目薬です。トブラシンの海外ジェネリック医薬品であるため、その効果の実績が確認できた上で安価に購入できるのが魅力です。ただし、日本国内においては承認されていない薬であるため、購入の際は通販や個人輸入を経由しなければならないので注意が必要となります。

トバ点眼液は細菌感染による結膜炎、麦粒腫（ものもらい）、角膜炎などの治療に用いる点眼薬です。細菌が目の中で増殖してしまうと、炎症を引き起こし、充血や痛みを強く発してしまいます。感染早期に点眼できれば症状を悪化させる事なく感染を改善できます。

トバ点眼液の効果・効能

トバ点眼液の有効成分は、トブラマイシンです。アミノグリコシド系の抗生物質で細菌のタンパク質合成を阻害する事で殺菌効果を得ます。

細菌の30Sリボソームに結合しポリペプチド鎖合成の開始反応を阻害します。結果、感染した細菌は増殖・再生ができなくなり殺菌的に働きます。この阻害効果は、グラム陽性菌・陰性菌問わず効果的です。グラム陽性菌は化学的な作用における抗力が弱いため、特に強く効果を示すと考えられています。

グラム陰性菌は化学物質から護る外膜を持っているために、抗生物質が効きにくい構造なので効果は劣ります。細菌感染性の眼病であれば適切に治療ができれば、1～2週間程度で完治可能です。

ウイルス感染性の場合、細菌とは異なる構造であるため、効果を示す事ができないので注意しましょう。

トバ点眼液の使用方法・注意事項

トバ点眼液の点眼方法は、1回1～2滴を1日に4～5回点眼します。症状が重い場合などは必要に応じて点眼頻度を調整する必要があります。ただし、1回に2滴以上の点眼を行っても目に薬液が留まらないため、効果に変化はありません。1度に点眼できる回数は2滴までです。1滴点眼した後は、ゆっくりと目を閉じ、まばたきをしないで1分間そのまま目を閉じて下さい。点眼液が目の周りに付着してしまった時は、かぶれなどの原因になる事があるので速やかに拭き取るようにしましょう。

他の点眼薬と併用する必要がある場合は、5分以上間隔を空けてから次の点眼をする必要があります。一部組み合わせると相互作用が現れやすくなる抗生物質があるため、併用の可能性がある場合は、一度併用可能か確認してから点眼するようにして下さい。副作用はほとんど報告されていません。稀にまぶたの腫れ、充血、痒みなどの過敏症状を呈する事があります。症状が気になる場合は、点眼を一時中断して眼科を受診して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。