ロパーク(Ropark) 1mg 100錠

ロパーク(Ropark)の概要

ロパークはSun Pharma（サンファーマ）が製造・販売している、パーキンソン病の治療薬です。グラクソスミスクライン社が販売している、レキップのジェネリックになります。

パーキンソン病は、脳内の細胞の性質が変わることにより、震えや動作全般が遅くなるといった症状が出る病気です。脳の中央にある神経細胞が少なくなると、脳を活性化させるために必要な神経伝達物質「ドパミン」が不足します。これにより、体のバランスを崩しやすくなったり、声が出しにくい、むせる、表情の変化がなくなるなどといったパーキンソン病特有の症状があらわれます。

ロパークを服用することでドパミン受容体を刺激し、濃度を高めることによってこれらの運動障害を改善します。

製薬会社のSun Pharma（サンファーマ）は、インドに本社を構え、主にジェネリック医薬品を専門にした企業です。世界で第4位、インドでは第1位の会社で、150カ国以上の国々で高品質・安価な医薬品を提供しているため、安心して服用いただけます。

ロパークの効果・効能

ロパークの有効成分は塩酸ロピニロールです。ドパミンD2受容体系の作動薬でこれを刺激することにより、パーキンソン病の辛い症状を緩和します。パーキンソン病の方が不足しているといわれる、ドパミンの濃度を適切に保ちます。

主に効き目があるのは、筋肉のこわばり、手足の震えや動作が鈍くなる、姿勢障害などの運動障害に対してです。また、最近の臨床試験により、ALS（筋萎縮性側索硬化症）の患者の方にもロピニールの安全性と効果が確認されました。

元々ALSには有効な治療方法がないとされていたため、非常に重いALSの病状に新たな選択肢の可能性が加わったといわれています。実際に、ALSを患っている方がロピニールを内服して1年間試験したところ、病気の進行を約7カ月遅らせる効果があったといいます。

ロパークの使用方法・注意事項

ロパークは1回0.25mgを1日3回（1日量0.75mg）食後に服用します。1週間ごとに1日量として0.75mgずつ増量し、4週目に1日量を3mg服用します。必要に応じ、1日量として1.5mgずつ、1週間以上の間隔で増量し維持量を定めましょう。年齢、症状により服用量は増減しますが、1日15mgを超えないでください。

主な副作用は以下の症状が報告されています。

• 眠気
• 傾眠
• めまい
• 不安
• 吐き気
• 腹痛
• 便秘

また、以下の方は服用を控えてください。

• 高齢者
• 妊娠・授乳中の方
• 幻覚妄想などの既往がある方
• 重篤な心疾患または既往歴のある方
• 低血圧の方
• 重度の腎障害・肝障害のある方

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。