リスニア(Risnia) MD 4mg 100錠

リスニア(Risnia)MDの概要

リスニアMDはインドのCipla（シプラ）社が製造・販売している統合失調症の治療で第一選択薬となっています。

統合失調症とは、幻覚・幻聴、まとまりのない思考や発話、異常な動き、感情の欠如などの否定的な症状が特徴の精神疾患です。脳内で神経伝達物質のバランスが崩れることや、大きなストレスが原因といわれていますが、正確には分かっていません。

主な症状には、健康な時にはなかった症状である「陽性症状」の典型といわれる幻想や妄想があります。リスニアは、症状の原因となる脳内の化学的不均衡を回復するのに役立ち、思考や行動を改善し生活の質を向上させます。

製造会社のCipla（シプラ）社は1935年にインドで設立された製薬会社です。ジェネリック医薬品やブランド医薬品を製造・販売しており、WHOやアメリカのFDAにも承認されているので安心できる企業です。

リスニア MDの効果・効能

リスニアMDの有効成分はリスペリドン(Risperidone) 4mgです。セロトニン・ドパミン遮断薬というグループに属し、統合失調症や躁病の治療に使用されます。ドパミンD2受容体を結合することによって、ドパミンの過剰な活動を抑える働きがあります。この作用が統合失調症の陽性症状をコントロールするといわれています。

また、認知機能低下を軽減することも期待されています。以前の抗精神薬はセロトニン受容体を遮断できなかったことから、副作用が生じやすいといわれていました。しかしリスペリドンは、セロトニンとドパミンの2つを遮断することから、手足が震えたり動作が遅くなるなどの錐体外路系副作用が軽減されます。同時に「陰性症状」が減弱することが研究によって明らかになっています。

リスニア MDの使用方法・注意事項

リスニアMDは食事の有無にかかわらず服用できます。体内の薬のレベルを一定に保つのに役立つため、毎日同じ時間に服用することを推奨しています。

主な副作用には、以下の症状が報告されています。

• 頭痛
• 寝つきが悪いなどの不眠症
• 眠気
• 体重増加
• のどの痛み
• 体重減少
• 胃の痛みと不快感

車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いは行わないようにして下さい。また、稀に手のふるえやこわばりなどパーキンソン病のような症状が現れることが報告されています。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。