ピオグリタゾン(Pioglitazone) 15mg 90錠

ピオグリタゾン(Pioglitazone)の概要　※アクトスのジェネリック

ピオグリタゾンは、Various generic product（ヴェリアス・ジェネリック・プロダクト）社で製造している血糖値を下げる医薬品です。チアゾリジン系の血糖降下薬で、先発品であるアクトスのジェネリックになります。アクトスと同じ成分で、同等の血糖値低下効果があります。

ピオグリタゾンは、主に2型糖尿病の治療に使われます。2型糖尿病は糖尿病の中でも最も多いタイプで、血液中のブドウ糖が正常より多くなる病気です。生活習慣病といわれていますが、生活習慣の乱れだけが原因ではなく、遺伝的要素を持っていることもあります。高血糖になると口渇、多飲、多尿、体重減少と言った糖尿病の症状が出現します。

2型糖尿病では、インスリンの働きが悪くなったりインスリンの分泌が少なくなったりしたときに、注射を用いて補うことで体内でのインスリンの働きを回復させます。ピオグリタゾンはインスリンによる血糖コントロールが不十分な場合に、インスリンと併用して使用されることが限定とされています。

ピオグリタゾンの効果・効能

ピオグリタゾンの有効成分は同名のピオグリタゾン(Pioglitazone)15mgです。ピオグリタゾンの作用機序は、核内受容体のPPARγ、PPARαが関与しているといわれています。PPARγは脂肪細胞を分化し、細胞に糖質や脂質を貯蔵する働きがあり、PPARαは脂肪の燃焼に関与しています。PPARγは、脳にも発現しているため、刺激されると食欲が増えて体重増加を促してしまうことも。

ピオグリタゾンはインスリンによる血糖コントロールが不十分な場合に用いられ、インスリンの働きを高めることにより血糖値を降下させます。脂肪細胞、筋肉、肝臓に作用して糖分の生成を抑え、インスリンの効きを改善させます。

ピオグリタゾンの使用方法・注意事項

主な副作用として、以下の症状が報告されています。

• 発疹
• かゆみ
• めまい
• ふらつき
• 貧血

飲み忘れた場合は忘れた分を飲まないで、次回の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲まないでください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。