リカブ（LICAB）300mg 100錠

リカブ（LICAB）の概要 ※リーマス錠のジェネリック医薬品

リカブは、インドのTorrent Pharmaceuticals (トレント・ファーマ)社から製造販売されている躁病、躁うつ病の治療薬です。先発品であるリーマス錠のジェネリック医薬品となっています。リーマス錠と同等の高い効果でありながら安価なことで人気の商品です。

躁病は気分の高揚が強いことが特徴で、気分が良すぎることではしゃぎまわったりと症状を訴えないことが多いとされています。悪化すると会話が支離滅裂になったり、判断力が乏しくなったり、時には妄想や幻覚も見られます。

躁うつ病は、躁状態とうつ状態を繰り返すことが多いのが特徴で、双極性障害とも言われます。うつ状態は躁状態とは逆に、憂鬱な気分やわけもなく悲しくなり涙がでたり、明らかに元気のない状態です。

リカブは躁状態である高まった気分を抑えたり、うつ状態の症状を楽にする効果があります。効果に期待ができる反面、リチウム中毒に近い副作用がでる場合があり、過剰服用には注意が必要です。

Torrent Pharma（トレントファーマ）はインドに拠点を置く国内大手製薬会社のひとつです。米国、ヨーロッパ、ブラジルなど40カ国以上で事業を展開しており、2000以上の商品を取り扱っています。

リカブの効果・効能

リカブの有効成分は炭酸リチウム(Lithium Carbonate) 300mgです。炭酸リチウムは気分安定薬ともよばれ、躁状態によってエスカレートしてしまった行動や気分の波を抑える働きがあります。

また、抗うつ薬の効きが悪い重いうつ病や他の気分障害にも用いられることがあります。作用機序ははっきりと解明されていませんが、一般的な躁うつ病の医薬品と同様、中枢神経においてノルアドレナリン、ドパミン、セロトニンの作用が関係しています。

眠気や倦怠感の副作用が少ないのが特徴で、自然に症状を緩和します。

リカブの使用方法・注意事項

リカブは1回1錠を1日2～3回を、なるべく決まった時間に水かぬるま湯で服用します。効果によって最大4錠まで服用できます。

主な副作用として以下の症状が報告されています。

• めまい
• 立ちくらみ
• 頭痛
• 吐き気
• 喉の渇き

心臓病、腎臓病、てんかんのある方は服用できません。過剰に服用したり、一部の降圧薬、鎮痛薬、解熱剤と併用すると、手の震え、吐き気、下痢などの中毒症状が出やすくなることが報告されています。効果があらわれるまで1～2週間程かかると言われていますが、自身の判断で服用を中止しないでください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。