ランソプラゾール(Lansoprazole) 15mg 28カプセル

ランソプラゾール(Lansoprazole)の概要

ランソプラゾールはUK Generic（ユー・ケー・ジェネリック）社から製造・販売されている胃酸の分泌をおさえる医薬品です。主に胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に用いられます。

胃潰瘍は、胃液に含まれる酸などが粘膜を消化して潰瘍を作り、粘膜や皮膚が崩れ傷付いている状態です。症状としてはみぞおち辺りの腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振などがあります。原因の多くは肉体的・精神的なストレスであることが多く、他にもピロリ菌の感染、強い薬を長期的に服用していることでも起こることがあります。

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することにより炎症を起こす病気です。とくに中年から高齢者に多く見られます。酸っぱいものがあがってきたり、胸が焼ける感覚やみぞおちの痛みなどが症状としてあります。

ランソプラゾールは胃酸の分泌を抑えることで胃潰瘍や逆流性食道炎の治りをよくし、胃痛や胸やけを緩和します。

ランソプラゾールの効果・効能

ランソプラゾールの有効成分は同名のランソプラゾール(Lansoprazole) 15mgです。ランソプラゾールは、逆流性食道炎に有効な、速効性と持続性のある治療薬です。プロトンポンプ阻害剤またはPPIとして知られる医薬品群に属します。

PPIは、胃が過剰な酸を生成するのを止めることによって働きます。胃は、胃酸生成の最終段階であるプロトンポンプを介してこれを行います。PPIはプロトンポンプをブロックし、酸の放出を止めます。ランソプラゾールは、このようなプロトンポンプの働きを最大24時間ブロックし、酸逆流の症状を長期的に緩和するのです。

ランソプラゾールは、ヘリコバクター・ピロリの除菌にも用いることがあります。ランソプラゾールで胃酸を少なくすると共に、併用する2種類の抗生物質の効き目をよくします。その結果、除菌の成功率がアップするのです。

ランソプラゾールの使用方法・注意事項

ランソプラゾールは1日2回まで服用可能ですが、通常は朝1回の服用で1日中効果があります。できれば食事の 1 時間前に服用してください。できるだけ毎日同じ時間に服用しましょう。

主な副作用として、以下の症状が報告されています。

• 頭痛
• めまい
• 下痢
• 便秘
• 腹痛
• 口やのどの乾燥や痛み
• 発疹
• かゆみ
• 肝機能検査値の変化

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。