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ジャヌビア(Januvia)50mg 7錠
商品名 | : | ジャヌビア 50mg 7錠 |
---|---|---|
ブランド | : | MSD |
有効成分 | : | シタグリプチンリン酸塩水和物(Sitagliptin Phosphate)50mg |
内容量 | : | 7錠 |
剤形 | : | タブレット |
ジャヌビア(Januvia)の概要
ジャヌビアは、体内インスリンの分泌を促すことで血糖値を下げる、2型糖尿病に使用される糖尿病薬です。インスリンの分泌を促すだけでなく、インスリンの過剰分泌を防ぐようにも出来ており、インスリンの過剰分泌を防ぎ、血糖値が下がりすぎないような作用もあるため、インスリンの分泌作用を促進するだけの糖尿病治療薬に比べ、低血糖になるリスクが非常に低いのが特徴です。
しっかりとした血糖値を下げる効果を発揮しながら低血糖になりにくいので、2型糖尿病の方には、非常に使用しやすい糖尿病薬です。また、インスリンの分泌作用効果のみに作用はとどまらず、インスリンを分泌する膵臓のβ-細胞の保護や心臓の保護、食欲抑制効果など、様々な効果があるとも言われています。
ジャヌビアは、1891年に創業された、アメリカに本社を置く大手製薬会社であるMSD社によって製造・販売されています。MSDは医療用薬品やワクチンを主に開発しており、世界初の2型糖尿病治療薬であるジャヌビアという薬を開発したことでも有名です。また、近年では世界中でも非常にニーズの高い抗がん剤であるキイトルーダというがん治療薬の開発でも有名です。ワクチン事業でも有名であり、優れた医薬品やワクチンを世界中に提供している、グローバルな研究開発医薬品企業とも言えます。
ジャヌビアの効果・効能
ジャヌビアの有効成分はシタグリプチンリン酸塩水和物であり、DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬)と言われています。インクレチンと言う、もともと私たちの身体にあるホルモンの量を増やすことで、2型糖尿病を治療します。
インクレチンとは、インスリン(血糖を下げるホルモン)を増やしたり、グルカゴン(血糖を上げるホルモン)を減らす作用があります。インクレチンはただ血糖を下げる作用だけではありません。インクレチンは血糖が高い時だけ分泌され、血糖が低い時は分泌されないという仕組みがあります。
ですので、インクレチンの特徴として、血糖が高い時にのみ作用して血糖を下げますので、低血糖になりにくい特徴があります。そして、このインクレチンはDDP-4(Dipeptidyl Peptidase-4)という酵素により、分解されてしまい、量が減ってしまいます。
オングリザの有効成分であるシタグリプチンリン酸塩水和物は、このDDP-4の働きを阻害する作用があり、DDP-4がインクレチンを分解する作用をブロックすることで、インクレチンの量が減ることを防ぎ、インクレチンの量を増やします。インクレチンの量が増えることにより、結果、血糖が下がり2型糖尿病の治療効果を発揮します。
インスリンを分泌する臓器は膵臓であり、膵臓のβ-細胞がインスリンは分泌されます。糖尿病治療薬の中にはこのβ-細胞を直接刺激してインスリンを分泌させる薬がありますが、β-細胞が刺激され続けますので、長期的にみるとβ-細胞が傷ついてしまいます。
シタグリプチンリン酸塩水和物のようなDDP-4阻害薬は、β-細胞を刺激するわけではなく、逆に保護する働きがあると言われています。また、インクレチンは排泄を促進させる作用もあるので、血圧を下たり心臓を保護する作用があるとも言われています。
ジャヌビアはこのDPP-4阻害薬として1番最初に開発された薬であり、その分実績も多く、多くの医師の第1薬として選ばれています。
ジャヌビアの使用方法・注意事項
ジャヌビアは通常、成人では1日1回、1回1錠(50mg)を服用します。効果が不十分の場合は適宜増減出来ますが、経過を十分に観察しながら、1日1回、1回2錠(100mg)までが上限です。
服用する時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に服用することをおすすめします。また、飲み忘れに気付いた時は、すぐに服用して下さい。ただし、次回の服用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から服用して下さい。絶対に2回分を1度に飲まないでください。
副作用として以下の症状が報告されています。
- 発熱
- 紅斑
- 振戦
- 浮腫み
- 倦怠感
- 食欲不振
- 呼吸困難
- 水膨れ
すべての副作用を記載したわけではありません。また、腎機能障害がある方は使用注意です。その他にも、使用禁忌や併用禁忌等がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。
・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。
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