インドキャップ(INDOCAP) 75mg 100カプセル

インドキャップ(INDOCAP)の概要

インドキャップは、ジャグソンパル社が製造・販売する非ステロイド性消炎鎮痛薬になります。腰痛、肩こり、関節痛などの症状を軽減することができます。有効成分であるインドメタシンは、痛みや炎症の原因物質の生成を抑制することが可能なので幅広い症状を和らげることが可能です。

この成分は一般的な湿布の主成分として用いられていることが多いのですが、当医薬品は飲み薬のタイプとなっています。歴史は古く慢性関節リウマチの治療薬として1963年に開発され、現在も継続して用いられています。応用的な治療として、血栓症や狭心症、月経困難症などで使用されることもあります。

インドキャップの効果・効能

インドキャップの有効成分は、インドメタシン75mgになります。炎症の原因物質であるプロスタグランジン等を生成するシクロオキシゲナーゼを阻害する作用があります。ヒトの身体は損傷を受けると、細胞膜にあるリン脂質がアラキドン酸に変化してシクロオキシゲナーゼが作用することで炎症を誘発するプロスタグランジンやトロンボキサンが生成されます。

その結果、炎症や痛みが引き起こされます。当成分を摂取するとシクロオキシゲナーゼが作用しなくなるので、炎症抑制効果が期待できます。よく湿布などで用いられる同様の効果が期待できる成分として、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウムがありますが、中でも当医薬品は強い鎮痛作用と抗炎症作用を特徴としています。

インドキャップの使用方法・注意事項

インドキャップの服用方法は、炎症や痛みがある時に1日1回1錠を服用します。インドメタシン75mgは、推奨されている1日摂取最大量となるため2錠以上は飲まないように注意して下さい。また、空腹時での服用も推奨されていないので、何か軽食を撮ってから服用する必要があります。効果は比較的すぐに得られますが、慢性関節リウマチなど一部の疾患に関しては、1～2週間ほど効果の実感まで時間がかかる場合があります。

基本的に妊娠中の方や子どもは服用できません。必要な場合は、一度医療機関などで相談を行い適切な指示を受けるようにして下さい。

主な副作用は、腹痛やお腹の張り、下痢などの胃腸障害になります。消化性潰瘍など重症化することは稀ですが長期服用する場合は、注意して下さい。あくまで対症療法薬として用いられるため、熱や痛みの原因を治すものではないので注意が必要です。降圧薬や利尿薬、抗凝血薬と飲み合わせが悪いものがあるので、常用している薬がある場合、併用可能か確認する必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。