モンタール(MONTAIR) 10mg 30錠　※シングレアのジェネリック

モンタール(MONTAIR)の概要※シングレアのジェネリック

モンタールは気管支喘息に伴う咳や喘鳴、息苦しさの症状の治療や、アレルギー性鼻炎等の治療に用いられる薬です。鼻炎の症状や喘息発作等の時によく処方されるシングレアというお薬のジェネリック医薬品になります。ステロイド薬ではないので、小児が使用する際に、成長などの影響はありません。

気管支喘息については、発作を止める薬ではなく発作を予防する薬ですので、既に起こっている発作を止める際には、別のお薬を使用して下さい。ですので、気管支喘息には予防を目的とした長期管理薬になりますので、症状がなくてもない服を続ける必要があります。

インドの筆頭格製薬会社であるCipla（シプラ）社が製造・販売しています。Cipla社は1935年にジェネリック大国であるインドに創設され、現在では北米、南米、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ等、世界150カ国に輸出をしている、グローバル企業です。処方薬、一般医薬品、抗生物質、抗がん剤、抗エイズ剤、糖尿病薬、心疾患薬、喘息薬、動物用ヘルス薬品等、幅広く様々な製品を取り扱っています。

モンタールの効果・効能

モンタールの有効成分はモンテルカストであり、ロイコトリエン受容体拮抗薬と言われています。システイニルロイコトリエン1型が受容体と結合することで、気管支平滑筋の炎症の誘発や、肺胞への気流量を減少させるなどの作用により、気管支喘息になります。

モンテルカストはこのシステイニルロイコトリエン1型と受容体の結合を阻害することで、気管支収縮を抑制するとともに、抗炎症作用を示し、気管支喘息やアレルギー性鼻炎等の症状を抑えます。気管支喘息の症状がある方の60%にロイコトリエン受容体拮抗薬は有効とされています。

モンタールの使用方法・注意事項

・気管支喘息：通常、成人は1回1錠(10mg)を就寝前に服用します。喘息の発作が起きた場合には、直接発作を抑える効果はありませんのでご注意下さい。
・アレルギー性鼻炎：通常、成人は1日1回(5mg～10mg)を就寝前に服用します。

モンタールを服用する際はどちらの場合でも、水やぬるま湯で服用して下さい。飲み忘れた場合は、気が付いた時にすぐに1回分を服用して下さい。もし、次回の服用する時間が近い場合には、1回分とばして服用して下さい。1回で2回分を1度に服用することは絶対にしないでください。

主な副作用としては、下痢、腹痛、吐き気、めまい、胸やけ、肝機能異常、口渇、倦怠感、発疹などがあります。稀にアナフィラキシー、血管浮腫、劇症肝炎・肝機能障害、血小板減少があります。すべての副作用を記載したわけではありません。

また、妊娠中の方や授乳中の方、妊娠している可能性がある方、小児や乳児は使用禁忌です。その他にも用禁忌、併用禁忌はありますので、使用前に医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。