セフ(Ceff) DT 250mg 150錠

【セフ(Ceff) DTの概要】

セフDTは、ルピン社が製造・販売する主に細菌感染症に関する特定の細菌を除去する抗生物質になります。セフェム系の第１世代の代表的な抗生物質でグラム陽性菌を中心に、一部グラム陰性菌にも有効です。幅広い細菌への効果を特徴としている為、性行為感染症による細菌感染症への治療薬としても注目されています。特に注意が必要なのが淋病です。淋病とは、淋菌に感染することで生殖器を中心に炎症が生じ痒みや痛みが生じます。特に男性では炎症を起こした部位に強い痛みを生じますが、女性は感染しても症状がないこともあり、気づかないうちにパートナーに感染させてしまう恐れがあります。また、感染力が強く、一度の性行為で感染する確率も非常に高くなっています。

【セフ(Ceff) DTの効果・特徴】

セフDTの薬効成分であるセファレキシンは、細菌細胞壁の合成を阻害する作用を持っており、細胞壁を失った細菌は死滅します。セフュム系第一世代の医薬品ですが、第一世代から第三世代まであるセフュム系抗生物質の中でも副作用が少なく安全性が高いとして知られています。最近は、第２・３世代のセフェム系の処方が増え処方される機会が一時より少なくなっていますが、根強く人気があり使用され続けています。ショックなどのアレルギー症状もペニシリン系の同剤に比べれば少ないと報告されています。また、アデノウイルスなど一般的なウイルス性の風邪やインフルエンザウイルスによるインフルエンザには無効ですが、細菌による二次感染時だけでなく、体内で細菌感染症が増殖しないように予防のために服用されることもあります。幅広い細菌に有効なのと副作用の少なさなどの安全性から、内科や呼吸器、耳鼻科領域、泌尿器科をはじめ各科でも広く処方されています。

【セフ(Ceff) DTの服用方法・注意事項】

セフDTは通常、成人に対しては1回250mgを6時間毎に経口服用します。ただし、症状、体重、年令などによって異なります。報告の多い副反応は、下痢です。セファレキシンが持つ抗菌作用により、腸内細菌にダメージを引き起こしてしまう可能性があります。腸内細菌のバランスが乱れ軟便になりやすくなります。ひどい下痢が続くときや血便がみられるときには、すぐに医療機関を受診して下さい。次に報告が多いのは発疹です。身体に小さいブツブツが発生し、時に発熱します。その際は、一度服用を中止し、様子をみるようにして下さい。抗生物質の効きにくい細菌が近年増加傾向にあるので症状の改善が中々みられない際には医療機関の受診を行って下さい。