ビダリスタ(VIDALISTA) 20mg 10錠　※シアリスのジェネリック

ビダリスタの概要

ビダリスタは、センチュリオンラボラトリーズが製造・販売するED治療薬になります。勃起はペニスにある陰茎海綿体に血液が充満し、それが維持された状態を指します。しかし、心理的要因や器質的要因等で勃起をする事が出なきなくなってしまう事をEDといいます。EDは完全に勃起しない状態の事を指すのではなく、勃起時の硬さや勃起の持続時間等が不十分で満足な性行為ができない状態である事も含まれます。

軽度のEDを含めると国内には1800万人の患者がいるといわれ、成人男性の3〜4人に1人がEDという割合になります。男性不妊症の代表的な疾患です。心理的要因の勃起障害は、自慰行為における勃起は可能でも性行為となると勃起不全となるケースを指します。

過去の性行為の失敗経験や子づくりの為、パートナーとのトラブルなど精神的なプレッシャーが挙げられます。器質的要因の勃起障害は、脊髄障害や脳血管障害等の神経傷害によって性的な興奮が伝達されなくなる場合や糖尿病等によって血管が障害されており、うまく血液流入が行われない等が考えられます。

ビダリスタの効果・特徴

ビダリスタの有効成分は、タダラフィルになります。薬効作用は、勃起を鎮める酵素であるPDE5を阻害します。勃起を鎮める物質がない環境を作る事によって勃起状態の維持や発現しやすい状態にします。PDE5を阻害する事で、陰茎海綿体に存在する酵素のcGMPが分解されるのを防ぎます。cGMPは、陰茎の平滑筋を弛緩させる作用を持っており、円滑に作用する事で陰茎に血液が流入し勃起状態を引き起こすきっかけとなります。

通常であれば、勃起状態を解消する為に作用しますが、PDE5が活発であると勃起が起こりにくくなります。国内３番目のED治療薬で、他のタイプの２剤と比べると半減期が非常に長く、服用後36時間まで勃起機能改善効果がある特徴があります。これは、タダラフィルがブロック状の分子構造を持ち、水に溶けにくく胃腸からの吸収や肝臓での代謝・分解がゆっくり行われる事に起因しています。

ビダリスタの服用方法・注意事項

通常、成人は1日1回10mgを性行為の約1時間前に服用します。1日の最大服用量は20mgまでです。服用回数は、1日1回とし次の服用時は24時間以上空けるようにして下さい。効果時間が36時間程度と長いため、十分な間隔を空けておかないと副作用のリスクが高まります。食事の影響はほとんどないので、服用のタイミングはそこまで気にする必要はありません。副作用として報告が多いのは、頭痛とほてりになりますが、薬の効果の消失とともに軽くなり自然に治ります。