メラライトクリーム 4% 30g

メラライトクリーム（Melalite Cream）の概要

メラライトクリームは、シミ、そばかす、火傷跡等を治療する薬である皮膚色素性沈着治療薬です。メラニン沈着を防ぐ効果もあるため美白効果もあり、美容クリームとしても使用されています。紫外線吸収効果もあるので、紫外線の影響を抑えながら皮膚色素沈着を治療することや美白ケアと紫外線対策が1度にできることも特徴の1つです。

シミやそばかす等の女性なら誰もが経験する肌トラブルはもちろんですが、年齢と共に現れる摩擦黒皮症や炎症ご色素沈着にも高い効果を発揮します。個人差はありますが、使用して1～2週間程度で美白効果を感じることができるクリームとして、特に女性に人気があります。

また、効果が非常に高いことから海外では美白剤として処方されており、海外でも人気が高い美白クリームとしても有名です。1888年に創業された米国の老舗製薬会社、ヘルスケアカンパニーとして有名なアボット(Abbott)社によって製造、販売されています。

1985年にHIV血液検査を世界で初めて開発したことでも有名です。「Life to the fullest」をスローガンとし、130カ国以上の国々で活動しているグローバル企業でもあり、また様々な医薬品をはじめ、「エンシュア」等の栄養食品、診断薬、免疫学的測定装置、眼科領域等、広範囲にわたる医療製品を提供している、多角化したヘルスケア企業でもあります。日本にもアボット・ジャパンとして参入しており、東京都港区に本社があります。

メラライトクリームの効果・効能

メラライトクリームの有効成分は、ハイドロキノンとヒトプラセンタです。ハイドロキノンはチロシナーゼ阻害薬と言われており、ヒトプラセンタはヒト胎盤抽出物と言われています。

シミができるメカニズムの1つに、チロシナーゼが深く関与する場合があります。肌が紫外線やストレス等で刺激を受けると、皮膚表面で活性酸素が生じます。そうなると、表皮のケラチノサイト（角化細胞）からメラノサイト（色素形成細胞）に情報伝達物質がいき、ケラチノサイトからの指令によりチロシナーゼが活性化します。

活性化したチロシナーゼがチロシンというアミノ酸に作用して、黒色メラニン色素が作られます。メラニンが作られるのは、肌の正常な反応ですが、過剰に作られたり、表皮に蓄積されるとシミになってしまい、肌に残ってしまうのです。

そこで、メラライトクリームの有効成分であるハイドロキノンは、チロシナーゼ酵素を阻害することで、チロシナーゼがチロシンと作用することを防ぎ、シミになる事を防ぎます。また、ハイドロキノンは強い効果を持つと言われており、紫外線だけでなくストレスや睡眠不足、疲労等によるチロシナーゼの活性化を防ぐことにも効果を発揮します。

ヒトプラセンタもチロシナーゼが活性化されるのを抑制する働きがあります。また、炎症を抑える作用や活性酸素そのものを除去する作用もあるため、紫外線を受けることでシミ等が出来る事を抑える効果を発揮します。

この2つの有効成分の相乗効果により、シミ、そばかす、火傷跡等を治療する薬である皮膚色素性沈着や美白に対して、高い効果が期待できるのです。

メラライトクリームの使用方法・注意事項

メラライトクリームは通常、成人では１日１回就寝時もしくは1日２回、朝と晩に使用します。患部に塗布してクリームが消えるまで優しくマッサージして下さい。ご自分の症状や生活状況に応じてどちらかを選択してください。

どちらの場合も使用前は洗顔をしてから、洗顔後に使用します。おすすめとしては低刺激の洗顔薬やせっけんを使用することです。洗い流すときも強くこすらず優しく洗い流して下さい。洗顔直後は表皮の角質が水分を多く含むため、薬がしみこみやすく効きすぎることがありますので、洗顔後20分程待ってから使用して下さい。待てない状況の場合は、乳液や化粧水等でお肌を保護した後に使用して下さい。

必要に応じて、市販の日焼け止め剤との併用をお勧めします。使用する時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に使用することをおすすめします。また、使用し忘れた場合は、すぐに使用して下さい。ただし、次回の使用との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から使用して下さい。

副作用としては、接触性皮膚炎、乾燥肌、紅斑、ほてり、刺激感等があります。すべての副作用を記載したわけではありません。妊娠している方やその可能性がある方、授乳中の方等は使用禁忌です。その他にも、注意事項はありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。