シーナック(C-NAC) 点眼液 10ml

シーナック(C-NAC) 点眼液の概要

シーナック(C-NAC) 点眼液は、Nアセテルカルノシンを主成分とする白内障治療薬で、クララスティルと同様の効果を持つジェネリック医薬品です。従来の白内障治療薬は進行を遅らせる効果のもので症状を改善する事ができませんでした。

シーナックは、有効成分が曇った水晶体に作用し元に戻す事で症状改善を期待する事ができます。手術を行わなければ症状改善が難しかったところ、手術なしでも一定の効果を示す医薬品が登場し、非常に注目されました。白内障は、水晶体が混濁することで視力の低下をきたす目の病気です。

近視や遠視等と同様に視力に問題が起こるのですが、メガネやコンタクトレンズで低下した視力を補えない事が他の問題と大きく異なる点です。白内障原因の多くが加齢となっています。10代後半から徐々に進行しているとも考えられているので予防等も難しい疾患です。膠原病等によりステロイドの服用がある場合は、リスクが上がります。

シーナック(C-NAC) 点眼液の効果・効能

白内障が進行する原因は、体内で形成される酸化防止の働きをするカルノシンが減少し、水晶体が酸化し傷つきやすくなり、曇りガラスのようになってしまうからです。シーナックに含まれるNアセテルカルノシンは、体内に取り込まれる事でカルノシンとなり酸化防止作用を補う働きをします。

さらに抗糖化剤としての作用もあり、タンパク質に過剰な糖質が結びついて老化物質を生成する事もできます。この作用により、損傷を起こした白内障の修復を阻害する要因を除去して回復を促す事ができると考えられています。薬の防腐用に用いられている成分も分解されると涙と同じ成分になるようにつくられているので安心して使用する事ができます。

成分効果から白内障だけでなくドライアイなどの眼疾患にも効果を発揮します。本来はヒト用に開発された薬ですが、犬や猫に投与する事でも同様の効果が得られると報告されています。ジェネリック医薬品である事も含め、継続して使用する必要があるので安価に購入できる点は評価されています。

シーナック(C-NAC) 点眼液の使用方法・注意事項

シーナック(C-NAC) 点眼液は、使用開始から6ヶ月間は、1日2回両目に2滴点眼して下さい。また、2滴目の点眼は、1滴目から5分以上経過した後が目安になります。

7ヶ月目以降は、1日1回両目に2滴点眼し、2滴目は同様に5分以上の間隔を空けて下さい。コンタクトレンズを利用している場合は、点眼終了時から10分以上時間が経過した後に着用するよう注意して下さい。開封後は、どうしても空気に触れてしまうので、薬の酸化と雑菌繁殖防止の観点から30日以内に使い切るようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。