ベトメディン（VETMEDIN） 100カプセル

ベトメディン（VETMEDIN）の概要

ベトメディンは犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善に使われる薬です。ドイツの「ベーリンガーインゲルハイム　ベトメディカ社」によって開発された慢性心不全薬の新しいカテゴリー「カルシウム感受性増強薬」に属しておりピモベンダンを主成分としています。犬の慢性心不全や拡張型心筋症などに使われます。

慢心心不全は腎障害があり、持続的な糸球体ろ過量の定価が3ヶ月以上続いている病気です。糸血球とは、腎臓の毛細血管が糸のように絡んだ構造で、血液をろ過しています。糸血球を含む腎臓の組織に何らかの異常が起こる事で、腎臓の機能が徐々に低下します。

腎臓は血液から尿を作り出す臓器ですが、尿には体に不要な老廃物や余分な水分などが含まれています。しかし腎不全になるとこれらが正常に排出できなくなるので体内に溜まり、その結果、元気や食欲の低下または嘔吐といった尿毒症症状が見られるようになります。

尿毒症になるまでの間、犬にほとんど目に見えるような不調があらわれず、老化だろうと思われることがしばしばあり、見過ごされがちですがその段階で病気がかなり進行している場合もあります。

ベトメディンの効果・効能

ベトメディンには強力作用と血管拡張作用の2つの働きがあり、僧帽弁閉不全症に伴う心不全症状を緩和し、QOLを改善します。ピモベンダンの効果として、心筋の収縮に関わるCa（カルシウム）イオン感受性の増強作用やPDF3（ホスホジエステラーゼ3）阻害作用によって、心筋機能を改善することが期待でき、心不全による息切れや息苦しさなどの症状を、改善できる成分が配合されています。

また急性心不全や慢性心不全（軽症～中等症）の方に効果が期待できます。犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善に効果が期待でき、心臓のポンプの働きを効率よくする働きがあります。

ベトメディンの使用方法・注意事項

ベトメディンは1回を1日に2回服用します（年齢・症状に応じて適宜増減する）。病態に応じて1日2回経口投与することができます。妊娠中または妊娠の可能性のある犬は薬のご使用をおやめください。

注意するべき副作用として主に下記のようなものがあります。

• 動悸・息切れ
• 低血圧
• めまい・嘔吐・胸やけ
• 頭痛・頭重感
• せき

重大な副作用

• 過敏症
• 手のむくみ
• BUN上昇
• 白血球減少
• 血小板減少
• クレアチニン上昇

場合によっては必ず担当の医師にご相談ください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。