チロメル（TIROMEL）25mcg 100錠

チロメル（TIROMEL）の概要

チロメルは、AbdiIbrahim社が製造・販売する甲状腺ホルモンを補う薬です。チロナミンの海外ジェネリック医薬品であるため、その効果の実績が確認できた上で安価に購入できるのが魅力です。ただし、日本国内においては承認されていない薬であるため、クリニックや病院などで処方が受けられません。購入の際は通販や個人輸入を経由しなければならないので注意が必要となります。

甲状腺ホルモンの働きは、全身の代謝向上、交感神経興奮作用などです。また不足すると胎児や小児の成長にも大きな影響を与えます。甲状腺ホルモンが不足する事で生じるのは、抑うつ的になる、認知機能低下、体温低下などの症状です。

病気以外にも高齢と共にホルモン分泌量が下がり、身体に影響を与える可能性があります。チロメルは、不足した分の甲状腺ホルモンを補充する事で体調を改善させる効果が期待できます。

チロメルの効果・効能

チロメルの有効成分は、リオチロニンナトリウムになります。合成の甲状腺ホルモン薬です。速効性があり効き目が短いため余計な副作用が少ないという特徴を持ちます。最高血中濃度となるのが服用後2時間で、半減期は約12時間です。

甲状腺ホルモンが補充されると新陳代謝の過程である糖質、脂質、タンパク質の代謝を促しエネルギー変換を加速させます。余分なエネルギーが消費されていくのでダイエット効果も期待可能です。

疾患としては、主に橋本病や粘液水腫など甲状腺機能低下症において用いられています。また、特殊な用法として、甲状腺の腫瘍を抑える目的で使われるケースもあります。チロメルは、補充療法を目的とした薬であるため、甲状腺機能低下症そのものを改善する薬ではないため注意して下さい。

チロメルの使用方法・注意事項

チロメルの服用方法は、1日1回5～25mcgを服用します。チロメルには、1錠あたり25mcgの有効成分が含有されているため1日1錠からスタートするのが一般的です。25mcgが多い場合はピルカッターなどで錠剤を割って減量した形で服用して下さい。また、増量する時は、1錠ずつ1週間以上の時間をかけて行う必要があります。

主な副作用は、下記の症状が報告されています。

• 発疹
• 不整脈
• 不眠
• 頭痛

稀に症状が重くなる事も報告されているため、症状が長く続く、強く現れるような場合は、速やかに医療機関を受診するようにして下さい。交感神経刺激薬や血糖降下剤など併用する事によって副作用症状が強くなる場合もあるため、常用薬がある場合は、併用可能かどうか確認してから服用するようにしましょう。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。