セルティマ(Sertima) 100mg 100錠

セルティマ(Sertima)の概要 ※ゾロフトのジェネリック

セルティマは、インドのムンバイに本社を置く製薬会社のインタスファーマ社が製造・販売する選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、ファイザー社が開発したゾロフトのジェネリック医薬品になります。

脳内でのセロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニンの量を増加させることにより、うつ症状を軽減させる効果があります。他の薬剤と比べて薬物相互作用を引き起こす可能性が低いため、うつ病、うつ状態、パニック障害、心的外傷後ストレス障害（PTSD）などの症状の緩和に利用されています。

セルティマを製造しているインタスファーマ社は、インドの大手製薬企業のうちの1社です。グローバルに事業を展開し、70カ国以上に進出しています。男性型脱毛症（AGA）に有効とされる成分を含む「ロニタブ」「フィナロ」は同社の主力製品です。

セルティマの効果・効能

セルティマの有効成分は、セルトラリン100mgになります。セルトラリンは、SSRIとして知られる選択的セロトニン再取り込み阻害剤です。セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれ、精神の安定と心の落ち着きをもたらす脳内の神経伝達物質です。セロトニンの量が不足すると心のバランスが乱れ、不安感や不眠、イライラなどの不調が生じます。

セルトラリンは不足したセロトニンの働きを増幅させ、心のバランスを保つことができるようになり、不安感や悲壮感などの感情が良い方向に変化し、うつ症状が改善されます。また、うつ病や不安障害のほか、パニック障害、強迫性障害、外傷後ストレス障害などの治療にも使用されています。

セルティマの使用方法・注意事項

セルティマは、成人には1日25mg（0.25錠）から開始し、1日1回100mg（1錠）まで増量し、経口投与します。なお、年齢・症状により適宜増減しますが、1日100mg(1錠)を上限とし、それ以上の範囲を超えないようにしてください。錠剤を分割して服用される際は、安全度の高い錠剤カッターの使用を推奨します。

飲み忘れた場合は、思い出したときに速やかに服用してください。ただし、次の服用時間が迫っている場合、忘れた分は服用しないでください。一度に2回分を服用してはいけません。

副作用としては下記の症状が報告されています。

• 嘔気・嘔吐
• 食欲不振
• 下痢
• 性機能障害（女性の場合は乳汁が出る・生理不順など、男性の場合は性欲減退・勃起不全など）



モノアミン酸化酵素（MAO）阻害剤を服用している方、または服用を中止してから2週間以内の方は、本剤を服用しないでください。ピモジドを服用している方も服用しないでください。

急に服用を中止すると、気分が悪くなったり、緊張したり、眠れなくなったり、筋肉が痙攣するの症状が現れることがありますので、十分に注意してください。また、本剤の服用中は、車の運転や高所の作業など危険をともなう行動はしないようにしてください。

 

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。