プラックス(Prax) 10mg 100錠

プラックス(Prax)の概要

プラックスはインドのTorrent Pharma（トレントファーマ）社が製造・販売している抗血小板薬です。血液を固まりにくくする効果があり、血栓ができるのを防ぎます。主に虚血性心疾患の治療や予防に使用されます。

虚血性心疾患は、動脈の狭窄や閉塞が原因で心筋への血液の流れが悪くなり、心筋が酸素不足の状態になるのが特徴です。動脈硬化が原因のことが多く、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満、心臓病から急性心筋梗塞や狭心症になりやすいとされています。

プラックスは狭心症や心筋梗塞でステント手術を行った際にも用いられます。また、通常その他の抗血小板薬であるアスピリンやチエノピリジンと併用されることが推奨されています。

Torrent Pharma（トレントファーマ）はインドに拠点を置く国内大手製薬会社のひとつです。米国、ヨーロッパ、ブラジルなど40カ国以上で事業を展開しており、2000以上の商品を取り扱っています。

プラックスの効果・効能

プラックスの有効成分はプラスグレル(Prasugrel) 10mgです。血液希釈剤と呼ばれる医薬品のグループに属し、有害な血栓の形成を防ぎ体内の血液をスムーズに流す効果があります。心臓病のある人が再び心臓発作や脳卒中を起こす可能性を低くする、予防としても使用されます。

プラスグレルと同グループにはクロピドグレルがあります。クロピドグレルと比較すると代謝が活性化する反応が速く、効果があらわれるまで速やかであることが報告されています。したがって早期の血栓予防効果が期待できるといえるでしょう。

プラックスの使用方法・注意事項

プラックスは食事の有無に関わらず服用できますが、毎日同じ時間に定期的に摂取する必要があります。効果を感じたとしても継続的に服用することが重要です。

主な副作用として以下の症状が報告されています。

• 軽い切り傷による出血
• あざの増加
• 鼻血
• 皮膚の発疹
• 皮膚の赤いあざ
• 注射を受けた場合の皮下出血
• 貧血

腎疾患を患っている方は服用に注意してください。万一飲み忘れたら気づいたときにすぐ1回分を飲んでください。次の服用時間が近ければ１回分をとばした上で、次からいつも通りに飲んでください。２回分を一度に飲まないでください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。