テンビル(Tenvir) EM 300mg/200mg 30錠　※ツバルダ配合錠のジェネリック

テンビルEMの概要

テンビルEMは、シプラ社が製造・販売するエイズの治療薬でツルバダと同種同量の有効成分を配合したジェネリック医薬品になります。エイズは、HIVウイルスに感染する事で引き起こされる病気です。HIVウイルスに感染すると数年〜数十年の時間をかけて徐々に免疫細胞が破壊され、健康な状態であれば感染する事のないような病原微生物に感染し、体に重篤な症状をもたらします。

症状は、感染初期、無症候期、エイズ期と進行していくのですが、感染初期においてインフルエンザ様症状を呈する事がありますが、その後は無症候期となり長い年月特別な症状がみられない状態が続きます。

エイズ期になると日和見感染症や悪性腫瘍、認知症などが引き起こされやすくなります。HIVウイルスは、日常的な生活の中ではほとんど感染する事なく、性行為や注射器の使い回し、母子感染が主な感染経路となっています。昨今においてもその患者数は横ばいで、患者数を増やさないためには、より啓蒙活動が必要です。

テンビルEMの効果・効能

テンビルEMの主要成分は、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩になります。その作用は、HIVウイルスのDNA鎖伸長を停止させることにより増殖を抑え免疫機能の回復を期待することができます。当医薬品には、殺菌作用は備わっておらず、ウイルスを除去するには他の抗HIV薬と併用する事が必要です。

海外においては、医療従事者などが感染リスク低減を求めて非感染者に予防を目的として単剤で用いられる場合もあります。1回の服用で長時間効果が持続されるため、飲み忘れの問題などが引き起こされにくく、服用しやすさが特徴です。

テンビルEMの使用方法・注意事項

テンビルEMの服用方法は、通常、成人の場合1日1回1錠を服用します。他の薬と併用して服用する場合は、飲み合わせに問題がないか一度、医師や薬剤師に確認をおこなってください。食べ合わせに関しては特に注意すべき点はありませんが、服用する時間帯に関しては、毎日同じになるように調整する必要があります。

薬の成分濃度が毎日一定になるように注意し、万が一飲み忘れなどが起こった際は、次の服用までの時間間隔を確認し、短いようであれば一回分の服用を飛ばして下さい。副作用としては、下痢や吐き気、食欲不振などが報告されています。副作用が強いと感じ、我慢できない程度であれば速やかに医療機関を受診して相談をおこなってください。