ペンタブ(Pentab) 20mg 100錠

ペンタブ(Pentab) の概要

ペンタブはインドのAlembic Pharma（アレンビックファーマ）社が製造・販売している医薬品です。胃酸分泌抑制薬と呼ばれる種類で酸抑制効果に優れており、胃腸障害全般に処方される薬です。

主に以下のような疾患に使用されます。

• 胃酸過多
• 逆流性食道炎
• 胃潰瘍
• 十二指腸潰瘍
• ピロリ菌の除菌

胃酸過多は、胃酸が必要以上に分泌される状態です。胃酸と胃の防御因子である胃粘膜の作用のバランスが崩れると「胃酸過多」となります。胃酸によって胃粘膜が傷つけられると胃炎や胃潰瘍などにつながります。

胃腸などの消化管機能は、過度のストレスによって胃酸が大量に分泌されるなど、ストレスが大きく影響する傾向があります。ペンタブは胃酸を分泌する働きを妨ぎ、胃酸の分泌過多をコントロールして胃のむかつきや不快感といった症状を抑えます。

ペンタブの効果・効能

ペンタブの有効成分はパントプラゾール(Pantoprazole) 20mgです。ペンタブはプロトンポンプ阻害薬（PPI）のグループに属し、胃酸の分泌をおさえることで胃潰瘍などの症状を緩和する作用があります。従来の胃酸分泌抑制薬として使われてきたヒスタミンH2受容体拮抗薬より、直接的に胃酸の分泌をコントロールできるため、確実にそして強力に症状を改善することが可能です。

また、抗生物質と併用することでヘリコバクター・ピロリ菌の除菌補助にも使われています。有効成分のパントプラゾールは、潰瘍の治癒に対してもすぐれた効果を発揮します。服用後に消化性潰瘍の痛みを和らげるだけでなく、胃の中のpHも改善することが実証されています。

ペンタブの使用方法・注意事項

ペンタブは1日1回食前に水かぬるま湯で服用してください。一般的な副作用には以下の症状が報告されています。

• 吐き気
• 頭痛
• 腹痛
• 便秘
• 下痢
• 鼓腸

症状が完全におさまるまで最低7日間は継続して服用してください。服用を忘れた場合は、気付いた時にすぐ服用してください。次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして次回分から服用してください。2回分を1回に服用することは絶対におやめください。非ステロイド抗炎症薬との併用は消化管の合併症のリスクが上昇することがあります。重篤な肝機能障害のある人は定期的に検査を受けてください。また肝酵素を上昇させる治療を受けている人は、薬の服用を中止してください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。