シグデュオ（XIGDUO）XR 1000mg+10mg 28錠

シグデュオ（XIGDUO）XRの概要

シグデュオはアストラゼネカで作られた2型糖尿病の治療に使用されるお薬です。2型糖尿病は最も多いタイプの糖尿病で、一般的に「糖尿病」と表現している場合、2型糖尿病を示すことが多いです。

この場合の糖尿病には早い段階の薬の服用が大切になり2型糖尿病では「インスリンの作用不足」を改善し、血糖値を上手にコントロールすることが大切です。一部の患者では高血糖症例が見られるため、定期的に血糖値を図ることをお勧めします。

シグデュオXRの効果・効能

シグデュオには有効成分ダパグリフロジン・メトホルミンが含まれており、糖尿病患者の深刻な合併症リスクを減らし、心臓病の予防にも役立ちます。

ダパグリフロジンには血糖値を下げる働きがあり、腎臓の近位尿細胞での糖の再吸収を抑えることで、過剰な糖分を尿中に排出させる作用があります。

メトホルミンには腎臓が糖を放出するのを抑え、インスリンが働きやすい環境をつくり血糖値を下げる作用があります。

このように「糖が排出されない環境をつくる」「ブドウ糖が吸収されるのを防ぐ」効果が期待できる成分です。メトホルミンは特に肥満になっている場合に良い適応とされています。また、一般的な薬を服用した場合、ケースによっては低糖症を引き起こす場合がありますが、メトホルミンはその危険性が少ない成分となっております。

シグデュオXRの使用方法・注意事項

シグデュオの服用は食べ物の有無にかかわらず、いつでも摂取することができますが、できるだけ毎日同じ時間に服用することが推奨されています。服用後、約2時間後に作用し、ピーク濃度に達します。

一般的な副作用として吐き気・頻尿・喉の渇き・インスリンまたはスルホニルウレアとの組み合わせによる低頭症（血糖値の低下）生殖器の真菌感染などが挙げられます。服用で注意することとして、高齢者や肝障害・腎障害のある人が服用すると、乳酸アシドーシス（体の中でブドウ糖を作る作用が抑えられて乳酸が体の中にたまる現象）を起こすことがあるので、服用の場合には必ずかかりつけの医師にご相談ください。またアルコールを多く摂取していたり、心不全や呼吸器の患者の既往症がある方は注意が必要です。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。