ニューパッチ(Nupatch) 200mg 10枚

ニューパッチ(Nupatch)の概要

ニューパッチは、関節リウマチや変形性関節症をはじめとする、関節炎によって引き起こされる痛みや腫れ、関節のこわばり等を効果的に和らげる、貼るタイプの鎮静剤です。

鎮静効果は関節炎以外に、以下のような症状に対しても幅広く効果を発揮します。

• 痛風
• 偏頭痛
• 発熱
• 月経困難症
• 腰痛
• 骨折痛
• 腱の炎症
• 抜歯による疼痛
• 手術前後の痛み等と様々な疼痛

ニューパッチは貼るタイプの薬ですので、食事に左右されないという利点があるため、食事時間を気にせずに使用できるという特徴もあります。また、1日1回貼るだけですので、非常に使用しやすい薬と言えます。

ニューパッチは、インドに本社を置く世界的な巨大製薬会社であるザイダス・カディラ(Zydus Cadila)社によって製造、販売されています。ザイダス・カディラは、アメリカやフランスにも子会社や研究所を持ち、世界に19,000以上の従業員をもつグローバルな大手ヘルスケア企業でもあります。

循環器系、消化器系、女性ヘルスケア、呼吸器系に関しては、インド国内でも1位や2位の上位のシェアを誇っています。また、ジェネリック医薬品をはじめ、一般用医薬品、動物医療医薬品、薬用化粧品等、幅広い分野の商品を世界に提供しています。

ニューパッチの効果・効能

ニューパッチの有効成分は、ジクロフェナクジエチルアミンであり、ジクロフェナクはフェニル酢酸系の非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と言われています。

私たちが疼痛を感じたり、発熱・炎症を起こしてしまうのは、プロスタグランジンやブラジキニンという物質の生成が原因です。ジクロフェナクはそのプロスタグランジンに作用します。

体内の不飽和脂肪酸の1つであるアラキドン酸という脂肪酸は、シクロオキシゲナーゼ(COX)の作用によりプロスタグランジンを生成してしまい、疼痛や炎症を発症する仕組みがあります。

ジクロフェナクはこのシクロオキシゲナーゼ(COX)の作用を阻害することで、アラキドン酸からプロスタグランジンが生成されるのを防ぎ、その結果、様々な疼痛や炎症を抑える効果を発揮します。

ニューパッチの使用方法・注意事項

ニューパッチは通常、成人では200mgを１日1回、1回1枚、胸部、腹部、上腕部、背部等に貼ります。痛み止めの湿布等は疼痛のある場所に貼ることが一般的ですが、ニューパッチは全身循環血を介して効果を発揮するため、疼痛部位に貼る必要がなく、疼痛部位以外に貼ることが可能です。

貼る時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に貼ることをおすすめします。また、貼り忘れに気付いた時は、すぐに貼って下さい。ただし、次回の使用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から貼って下さい。絶対に2回分を1回で使用しないでください。

副作用として以下の症状が報告されています。

• 腹痛
• 胸焼け
• 消化不良
• 吐き気
• 狭心症
• 発疹

すべての副作用を記載したわけではありません。冠動脈バイパス術を施工した方や消化性潰瘍がある方等は使用禁忌と言われています。その他にも、使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。