エルトシン(ELTOCIN) DS 500mg 30錠

エルトシン(ELTOCIN)DSの概要※エリスロシンのジェネリック

エルトシンは皮膚感染症や尿道炎、淋菌感染症や梅毒等の様々な感染症を治療する抗生物質です。感染症の原因となる細菌に対して強力な効果を発揮します。

世界的にも有名な抗生物質であるエリスロシンのジェネリック医薬品になります。世界中でも承認されており、また昔から使用されており、長い間使用実績がある薬です。

作用時間が短いという特徴があり、短期間だけ薬剤効果が欲しい場合に適しています。幅広く感染症の細菌に効果を発揮するため、多くの医療機関で処方されています。

また、他の抗生物質と比べて副作用のリスクが低いという特徴もあります。

インドにある、世界的にも有名なグローバル製薬会社である、イプカ・ラポトラリー(Ipca Laboratorise)社によって製造、販売されています。

イプカ・ラポトラリー社は世界120カ国以上の国や地域で高品質な医薬品を提供している、重要なヘルスパートナーとなっており、インド政府の科学産業研究省によっても認められている製薬会社です。

エルトシンの効果・効能

エルトシンの有効成分は、エリスロマイシン・エストレートであり、マクラロイド系薬の14員環薬と言われています。細菌が体内に侵入した際に、その細菌にとって生命維持や増殖をするにあたって、たんぱく質が必要になります。

タンパク質は体内のリボソームという機関で合成されます。細菌がタンパク質をリボソームで合成することにより増殖していきます。

細菌がタンパク質を合成するリボソームは、30Sと50Sに分けられ、　エリスロマイシン・エストレートはそのリボソームの50Sに作用することで、細菌がタンパク質を合成することを阻害し、細菌の増殖を抑える抗菌作用を発揮します。

エリスロマイシン・エストレートは強い抗菌力があり、グラム陽性菌、一部のグラム陰性菌、マイコプラズマ、トレポネーマ、リッケチア、クラミジア、赤痢アメーバ、等の幅広い細菌に対して抗菌効果を表します。

エルトシンの使用方法・注意事項

エルトシン通常、成人では1日4回～6回に分割して、800mg～1200mgを服用します。小児では、1日に体重1kgあたりに25mg～50mgを4回～6回に分割して服用します。疾患や症状、年齢によって適宜増減できますが、小児の場合は成人量である800mg～1200mgを1日の最大服用量とします。

服用する時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に服用することをおすすめします。また、飲み忘れに気付いた時は、すぐに服用して下さい。ただし、次回の服用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から服用して下さい。絶対に2回分を1度に飲まないでください。

副作用としては、発疹、食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、便秘等があり、重大な副作用としては、アナフィラキシー、心室頻脈、中毒性表皮壊死融解症、急性腎症、等があります。すべての副作用を記載したわけではありません。また、妊娠している方や授乳中の方は使用に注意が必要です。その他にも、使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。