ヒルドイドフォルテ(HIRUDOID Forte) クリーム 40g

ヒルドイドフォルテ(HIRUDOID Forte)クリームの概要

ヒルドイドフォルテクリームは、第一三共が製造・販売する乾燥肌や手荒れ、ひび割れ、傷跡の修復に効果がある医薬品です。皮脂欠乏症やアトピー性皮膚炎などの治療に有効とされています。皮膚をキレイに修復できるということから、美容に対する意識が高い方にも人気です。

皮脂欠乏症とは、皮膚の表面を覆う皮脂が減少することで皮膚が乾燥する病気を指します。乾皮症とも呼ばれ、40代以降に発症することが多いとされています。皮膚の乾燥が進むと皮膚表面の角質層が剥がれ落ちたり、ひび割れといった症状が引き起こされ、皮膚が持つバリア機能が損なわれ細菌感染症のリスクが高まります。

秋から冬にかけて症状が悪化しやすいため、こまめなケアで予防、早期の改善が必要になります。

ヒルドイドフォルテクリームの効果・効能

ヒルドイドフォルテクリームは、ムコ多糖体硫酸エステル445mgになります。有効成分は、ヘパリン類似物質になります。フィブリノーゲンの作用抑制ができるため、血液凝固阻止作用によって血流が改善されることでキレイな皮膚の形成が期待できます。

また、構成物質であるムコ多糖類は、強い水分吸着力を持っているため、高い保湿を可能とします。継続して使用することで、ヒアルロン酸を加水分解するヒアルロニダーゼの活性抑制効果も確認されているため、良好な皮膚環境の維持が可能です。同成分を利用したローションタイプ、スプレータイプ、軟骨タイプもありますが当医薬品はクリームタイプなので一年中使いやすく、最もバランスが取れている点が特徴です。

季節の変化に合わせて製剤タイプを変えていくのが面倒な方には有用となっています。一般的なヘパリン類似物質の場合、300mgの成分配合であるため、約1.5倍の成分量で強い効果が期待できます。

ヒルドイドフォルテクリームの使用方法・注意事項

ヒルドイドフォルテクリームの使用方法は、1日1～数回、適量を塗布します。適量の目安として、塗布部にティッシュを乗せるとくっつくぐらいの量になります。使用回数や使用量に特別な制限はないため、塗布後の様子を見ながら必要回数、量を調整して下さい。特に有効な塗布のタイミングとしては、入浴後5分以内が良いとされています。角質層に水分が残った状態で塗布することでより乾燥を防止します。

副作用は、ほとんどありませんが稀に発疹や発赤、かゆみ、肌への刺激感などが報告させています。数日以内に症状が消失する場合が多いですが、症状が強く現れる場合や症状が長く続く場合は、一度、塗布を中止し医療機関にて適切な指示を受けるようにして下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。