ペクセップ(PEXEP) 30mg 50錠　※パキシルのジェネリック

ペクセップ(PEXEP) 30mgの概要

ペクセップは、インタスファーマ社が製造・販売する抗うつ・パニック障害治療薬になります。日本で承認販売されているパキシル錠のジェネリック医薬品です。

うつ病は、気分障害の一種で気分が強く落ち込み憂うつになったり、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れます。日本におけるうつ病の生涯有病率は6.7％で、およそ15人に1人がうつ病を経験している事になります。

男女別にみると、男性より女性の方が約1.6倍多いと報告されています。うつ病がどのように起きるのかについてはまだよく分かっていません。脳の神経細胞同士でやり取りされる神経伝達物質であるセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンのバランスの乱れが関係している可能性があると考えられています。

ペクセップの効果・効能

ペクセップの有効成分はパロキセチンになります。その作用は、セロトニンを再取り込みするセロトニントランスポーターの働きを阻害します。セロトニンが不足する事で感情が不安定になると考えられているため、セロトニン量を安定させる事で心のバランスが整う効果を期待しています。

ペクセップの特徴は、セロトニントランスポーターにだけ結合し、その他の受容体にはほとんど作用しないので副作用の軽減が期待できる点にあります。抗うつ薬に多かった口渇や便秘、心毒性などのリスクを低くする事が可能です。

また、1回服用すると24時間効果が持続するため、1日1回の服用で済む点も飲み忘れリスクなどの軽減に繋がり非常に使いやすくなっています。リスクが少なく安全に服用する事ができるため、うつ病以外にもパニック障害や強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害（PTSD）などの治療にも用いられています。

ペクセップの使用方法・注意事項

ペクセップの服用方法は、疾患によって変化しますが、うつ病の場合、通常、1日1回夕食後に経口服用します。社会不安障害や外傷後ストレス障害では推奨服用量が20gとなっているため、当医薬品の用量は30gなので服用の際には、注意と必要に応じて医療機関の受診を行い、相談を行ってください。

主な副作用として、傾眠や嘔気、めまい、頭痛、便秘などが報告されています。傾眠やめまいなど意識が不安定になる症状が出る事もあるため、車の運転や高所での作業、危険な機器の取り扱いには注意が必要です。また、飲みはじめや飲む量を変更した時に、不安感が強くなり死にたいと思うなど症状が悪くなることがあるので細心の注意を払ってください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。