プリモックス(PRIMOX) 25mg 100錠　※ノリトレンのジェネリック

プリモックス(PRIMOX)の概要

プリモックスは、サンファーマ社が製造・販売する、うつ病をはじめとした精神症状に効果のある医薬品になります。ノリトレンという抗うつ薬のジェネリック医薬品で、第一世代の三環系抗うつ薬の成分が使われているため過去からの効果の実績もありつつ、安価に購入できる点が魅力です。

当医薬品が有効なうつ病とは、日常生活に大きな支障が出るほどの気分の落ち込みや何事にも意欲を失うこと、感情が消失するなどといった心の病気です。現在において、明確な発症メカニズムは解明されていませんが、行動を制御する神経伝達物質であるドパミンやセロトニンの機能低下が症状の発現に関与している可能性が考えられています。

ドパミンは活動性を高めて楽しみを感じさせ、セロトニンは心を落ち着かせる働きがあります。これらを補うことで精神症状の安定を図る事が期待できます。日本人のうつ病発症率は100人中3～7人と報告されており、私たちの身近に非常に溢れています。進行すると、自己否定などの悪循環に陥ることも多いため、早期の治療が重要になります。

プリモックスの効果・効能

プリモックスの有効成分は、塩酸ノルトリプチリンになります。有効成分が働くことで、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンを増やして神経の働きを向上させる効果が期待できます。

特徴としては、ノルアドレナリンを優位に増やす効果があるので、意欲低下、無気力が主な症状である場合に強い効果が期待できます。近年では、うつ病治療薬としては、SSRIやSNRIが主流となり、三環系の抗うつ薬の使用機会は減少しましたが、その効果が強力である事は変わりなく、難治性の方やSSRIなどで十分に効果が得られなかった場合に用いられています。

うつ病以外の精神疾患としては、パニック障害や過食症の治療に用いられることがあります。また、気分に関わるモノアミン神経系にも作用すると報告されており、禁煙補助や鎮痛剤としても効果が期待できます。

プリモックスの使用方法・注意事項

プリモックスの一般的な服用方法は、ノルトリプチリン10～25mg相当量を1日3回または2回に分けて経口服用します。1日の最大服用料は150mgとなります。当医薬品は、即効性が得られにくく効果を実感できるまで2～3週間を要することが多くあります。急な中止や減量は離脱症状を引き起こす恐れがあるため、慎重に対応するか医師などの助言を受けるようにして下さい。副作用としては、口渇や眠気、めまい、立ちくらみ、吐き気、便秘、排尿困難などが報告されています。特に口渇と眠気は多く報告されています。次第に症状が治まってくる場合がほとんどですが、服用はじめは、車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いなどは行わないで下さい。症状が中々改善しない場合は、一度医療機関を受診して、医師から指示を受けるのが良いです。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。