プロゲスタン(PROGESTAN) 200mg 30カプセル

プロゲスタン(PROGESTAN) の概要

プロゲスタンは、コパックファーマ社が製造・販売する、PMS（月経前症候群）や産後うつ病などの治療・改善に用いられるお薬です。内服薬としても、膣剤としても使用可能な凡庸性のあるお薬ですが、服用方法が異なりますので注意してください。

プロゲスタンを服用することで、産後うつ病や月経周期の異常、生理うつなどの改善に効果が期待できます。また、ホルモンバランスを調整することにより、妊娠しやすい状態へ改善することができるため、不妊症への治療にも効果があります。

プロゲスタン(PROGESTAN) の効果・効能

プロゲスタンの有効成分は、プロゲステロンです。女性ホルモン（黄体ホルモン）には、エストロゲンとプロゲステロンが存在しており、この二つは、受精卵装の着床準備にとって、とても大切な役割を持っています。

卵巣の黄体から分泌されるプロゲステロンには、子宮内膜を維持し、受精卵の着床を促す効果があります。また、妊娠中の女性に対しては、妊娠を維持するホルモンとなり、子宮筋の緊張を緩和させる効果をもたらしてくれます。

女性ホルモン（黄体ホルモン）が少なくなると、不妊症や流産、月経周期の異常などが起こる可能性があります。女性ホルモン（黄体ホルモン）をプロゲスタンで補充することにより、黄体ホルモンの不足による様々な症状を改善することができます。

プロゲスタン(PROGESTAN) の使用方法・注意事項

プロゲスタンの服用方法は、内服または膣錠として服用するかによって異なります。内服の場合、月経周期の15日目から26日目において、1日あたり就寝時に200mg（1カプセル）服用します。

膣錠の場合、1回100mg（0.5カプセル）を1日2回または3回、採卵日から最長10週間腟内に投与します。なお、症状によって適宜増減しますので、医師等の専門家にご相談することをおすすめします。

プロゲスタンの副作用は、主に乳房の腫れや痛み、浮腫、体重増加、吐き気、嘔吐、食欲不振などが報告されています。また、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方や手術後1ヵ月以内の患者など、使用を禁止されている人や、併用禁止の薬もありますので、既往歴のある方や持病をお持ちの方、服用中の薬がある方は主治医に相談するようにしてください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。