リザクト(Rizact) 10mg 4錠　※マクサルトのジェネリック

リザクト(Rizact)の概要

リザクトは、片頭痛に対して迅速な効果を目指して、世界的な製薬会社である米国のメルク社が開発した、片頭痛治療薬として有名な、マクサトルのジェネリック医薬品です。リザクト自体は、ジェネリック大国インドの、ジェネリック医薬品の筆頭格メーカーと言われる、Cipla(シプラ)社によって、製造・販売されています。

片頭痛とは、こめかみから目にかけて、片方側を中心に、時には両側や後頭部にかけて、ズキズキとした脈を打つように起こる頭痛です。痛みだけでなく、嘔吐や悪心、光や臭い、音等を過敏に感じる症状を伴うことも多く、4時間程～2.3日持続します。女性ホルモンに関連している為、男性より女性の方がはるかに多いです。また、肉親に同じ様な頭痛を持つ人も多いです。

片頭痛を引き起こす原因としては、ストレス、過労、過剰睡眠や睡眠不足、月経等の女性ホルモン分泌バランスの変、気候や気圧の変化、特定の食べ物、遺伝等、様々であり、神経質な性格に人が成りやすいとも言われています。

リザクト(Rizact)の効果・効能

片頭痛のメカニズムは、すべて解明されてるわけではありませんが、脳の血管が収縮し、その際に全長が起こり、その後血管が拡張することにより片頭痛が起こるという説や、脳の三叉神経が刺激され、末端から炎症を起こす物質(サブスタンスPやCGRP等の神経ペプチド)ができ、脳硬膜血管の周りに炎症が起こることにより、三叉神経がさらに刺激されて片頭痛が起こるという説等があります。

リザクトの有効成分はリザトリプタンであり、セロトニン-1(5-HT1)受容体動作薬と言われています。セロトニンは血管を収縮させる働きがあり、拡張した血管を収縮させることで痛みを解消します。また、三叉神経に作用して、炎症を引き起こす物質である、神経ペプチドを抑制することにも効果がある為、片頭痛の症状を抑えます。

臨床試験によると、片頭痛の症状が出て、早期にリザクトを服用すると、服用後15分後には片頭痛の症状が改善されていき、75分後には片頭痛が焼失したという結果や、片頭痛改善率は72%という結果が出ており、早い効能と高い治癒率が期待できます。

リザクト(Rizact)の使用方法・注意事項

リザクトは、予防薬ではなく急性治療薬であるため、片頭痛の症状が出た時に、頓服として服用することで効果を発揮します。ですので、予防的に服用はしないでください。また効果が不十分の時は、前回の服用から2時間以上空けてください。1日の服用量は2錠(20mg)までです。

副作用としては、傾眠、倦怠感、脱力感、疲労感、冷感、嘔吐、悪心、動悸、腹痛、目眩、知覚過敏、頻脈、振戦、顔面痛、不眠症、CK上昇、味覚異常、肝機能異常、血管浮腫、アナフィラキシーショック、不整脈、虚血性心疾患様症状、中毒性表皮壊死症、呼吸困難、てんかん発作、失神、等があります。これらのような症状がありましたら、服薬をやめ、すぐに医師の診療を受けて下さい。

また、上記の副作用は、すべてを記載したものではありませんので、他にも気になる症状が出た場合は、医師に相談して下さい。また、使用禁忌や併用禁忌が多い薬でもありますので、持病を持たれている方や片頭痛以外の症状がある方、他に服薬をされている方等は、医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。