ゾニセップ 100mg 50カプセル

ゾニセップ（ZONISEP）の概要

ゾニセップは、サンファーマ社が製造・販売する抗てんかん薬です。エクセグランのジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を確認した上で安価に購入することができます。

てんかんとは脳にある神経細胞の異常な電気活動により意識障害やけいれん発作を繰り返す病気です。発作自体は数秒から数分で治まるもの、数時間以上続くものなど多岐にわたります。てんかん患者は国内に約60万～100万人程いると推計されており、1000人に5～8人の割合で生じると言われています。

療法については、主に薬物療法が一般的ですが、薬の効果が十分でない場合脳外科手術が検討される事もあります。てんかん発作には、一度に脳全体が興奮状態になる全般発作と、脳の一部から興奮が始まる部分発作、大きく分けてこの2種類があります。抗てんかん薬の中にはどちらか一方にしか効果を示さない製品もありますが、ゾニセップはこの2種類の発作両方に効果を発揮できるのが特徴となっています。

また、近年では運動障害などで知られるパーキンソン病にも有効的であるという報告もあります。

ゾニセップの効果・効能

ゾニセップの有効成分は、ゾニサミドになります。この有効成分は1974年に住友ファーマ社（当時、大日本住友製薬）が開発して以来、その実績から今では世界32か国で用いられています。

他の抗てんかん薬とは異なる構造をしていることによって様々なタイプのてんかん症状に有効性を示し、他の抗てんかん薬と併用せずとも単体で強力な抗てんかん作用を発揮するのが特徴です。

ゾニサミドは、ナトリウムイオンやカルシウムイオンなど神経興奮を促す物質の細胞流入を抑制することで、てんかん発作を誘引する「グルタミン酸」の遊離を抑え、過度な神経興奮が起こらないようにする効果や、原因物質が反応しにくい環境をつくる事が期待できます。

ゾニセップの使用方法・注意事項

ゾニセップの服用方法は、1日3回朝昼晩に1錠を服用します。1～2週間後に増量して1日3回朝昼晩にそれぞれ2錠を服用して下さい。効果が不十分である場合、1日に最大6錠の600mgまでが許容されていますが、一度医師に相談してから適切に服用するようにしましょう。

万が一、飲み忘れなど服用できなかった場合は、1度に2回分を服用するのではなく、1回分の服用をスキップして下さい。一度に過剰な成分が体内に入ると副作用が生じるリスクが高まります。

主な副作用は、眠気や食欲不振、無気力、運動失調が報告されています。意識状態に変化を及ぼす可能性があるため、特に服用はじめの間は、危険を伴う日常生活活動は避けるようにしましょう。ゾニセップは急に服用量を減らしたり中断したりするとかえって、てんかん発作を誘発してしまう恐れがあります。服用量を減らす場合には、時間をかけて少しずつ減らしていきます。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。