バンエアー（VANNAIR）吸入器 200/6 (160/4.5mcg) 120回分

バンエアー（VANNAIR）200/6吸入器の概要

バンエアー吸入器は、1つの吸入器に2つの種類の有効成分を組み合わせた吸入器で、気管支炎や肺の炎症により気道が狭くなっている喘息やCOPD（慢性閉塞性肺疾患）に対して、気道の炎症を抑え、気管支を拡張することで、咳や息苦しさなどを改善するとともに、再発を防ぐ薬です。

同じような種類の有効成分を含む吸入器に比べて、気管支拡張時間が長く吸入してから効果が効くのも早く、また粒子径が小さいため細小気管支へも到達することを特徴の一つです。

バンエアーと同様の有効成分を含む薬は、世界100ヵ国以上で気管支ぜんそく治療薬として承認されています。

イギリスのケンブリッジに本社をおく、アストラゼネカ（AstraZeneca）社によって製造、販売されています。アストラゼネカは、1999年にイギリスの大手化学会社ICIから医薬部門が分離したゼネカと、スウェーデンに本拠を置く北欧最大の医薬品メーカーであったアストラが合併して誕生した製薬会社です。

主要製品は、癌系、内分泌系（糖尿病）、循環器系、呼吸器系、消化器系、中枢神経系等幅広い分野の医療医薬品を製造・販売しています。世界でも信頼のある大手グローバル製薬会社であり、日本法人では東京都丸の内に東京支社があります。

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バンエアー（VANNAIR）200/6吸入器の効果・効能

バンエアー吸入器の有効成分は、ブデソニドとフォルモテロールの2つであり、ブデソニドは吸入ステロイドと言われ、フォルモテロールはβ_刺激薬と言われています。

ブデソニドはコルチコステロイドです。コルチコステロイドとは、体内の炎症をおさえる作用や、免疫システムの活動を減らす作用を持つステロイドの1種です。炎症を抑える作用があるため、肺の小さな空気通路の壁の腫れや、刺激を防ぎ、気道の慢性炎症にもとづく病気である喘息を治療します。

ステロイドには強い抗炎症作用がありますので、気道の炎症がおさまると、過敏性が低下し、喘息発作が起こりにくくなります。毎日使用することで喘息発作を防ぐ効果があり、喘息予防装置とも呼ばれています。

フォルモテロールは気管支壁の平滑筋に刺激を与えることで。気管支を広げ気道を確保します。気管支壁の平滑筋は、自律神経が深くかかわっており、β_アドレナリン受容体を刺激することで、気管支の平滑筋は弛緩し、気管支が広がります。

このβ_アドレナリン受容を刺激するのが、β_刺激薬の1つであるフォルモテロールです。フォルモテロールは長時間作用効果に加えて、即効効果もありますで、リラックスして空気通路を開き、呼吸を楽にします。

バンエアー（VANNAIR）はブデソニドとフォルモテロールの2つの有効成分を配合しているため、ステロイドの抗炎症作用と、β_刺激薬の気管支拡張作用の両方の効果を同時に発揮し、喘息やCOPDに対して、絶大な治療効果が期待できる吸入器と言えます。

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バンエアー（VANNAIR）200/6吸入器の使用方法・注意事項

バンエアーはその予防や治療の目的によって、使用方法が多少異なります。

COPDに対しての使用の場合は、息切れや喘息を防ぐために、予防薬として毎日2回吸入を使用して下さい。使用する時間帯は決まっていませんが、朝・夕などの毎日同じ時間帯に使用することをお勧めします。

喘息に対しては、予防薬として毎日2回吸入を使用し、発作が起こったときにはサルブタモールなどの頓服専用吸入器を使用します。軽度な喘息発作であれば、予防薬としてバンエアーを使用しながら、頓服でも使用します。症状によっては、頓服のみにバンエアーを使用する場合もあります。

様々な使用方法があるため、ご自分に合った用法で使用するため、医師と相談してから使 用して下さい。副作用としては、かすれ声、味覚障害、口渇、舌の疼痛等があります。すべての副作用を記載したわけではありません。妊娠している方や授乳中の方、高血圧や糖尿病の方は使用に注意が必要です。その他にも使用禁忌や併用禁忌がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

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・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。