オルサーA(Olsar-A) 5/40mg 100錠

オルサーA(Olsar-A)の概要

オルサーAは、Torrent Pharma(トレント・ファーマ)社が製造・販売している高血圧および狭心症の治療薬です。

高血圧症は、常時血圧が高い状態が続いているものです。最高血圧が140のとき、もしくは最低血圧が90以上が続く時に高血圧症と診断されます。高血圧症は、自覚症状はほんどなく、感じたとしても頭痛やめまい、鼻血などの軽い症状であることが主です。高血圧そのものの症状よりも、動脈硬化が進み合併症が引き起こされるのが怖いとされています。合併症には、狭心症や心筋梗塞、脳出血や脳梗塞などがあり、健康な生活や生命を維持するために重要な心臓や脳の病気を発症しやすくなるため治療が必要です。

狭心症は、治療をせずに放置することにより冠動脈の閉塞が起きて心筋梗塞を発症します。狭心症の初期症状はほとんどないと言われており、症状が進行したときに胸の痛みや動悸などの症状が現れます。適切な処置や治療をすることが必要です。

オルサーAの効果・効能

オルサーAの有効成分は、アムロジビンとオルメサルタンです。アムロジビンはCa拮抗薬に分類される薬で、血管を収縮させるカルシウムの働きを阻害することで作用します。降圧剤の中で効果が強いと提唱されており、若年層に対しても処方されていますが、その分副作用が発生しやすいとも考えられています。

オルメサルタンは、アンジオテンシン受容体阻害薬に分類される薬です。アンジオテンシンは血圧を上昇させる作用のある体内物質で、このアンジオテンシンの働きを抑えることにより降圧作用を発揮させます。この作用によって全身の血管を拡張させ、水分や電解質が調整されることで血圧が下がる仕組みです。心臓や腎臓の負担を軽くする効果もあり、高血圧による合併症を予防します。

アムロジビンとオルメサルタンの共通した特徴は、血管を広げることにより心臓のポンプ機能の効率を上げるという点です。この働きが、高血圧や狭心症の治療に選択される理由になっています。

オルサーAの使用方法・注意事項

オルサーAは、食事の有無、タイミングに関係なく服用することができます。服用を開始する時は、毎日同じ時間に服用できるように時間を決めてから開始してください。毎回、一杯の水と一緒に服用するようにしてください。

食事の影響を受けないとされていますが、グレープフルーツジュースで服用することはしないでください。

副作用は、それぞれの成分により異なる為、改めてご確認ください。尚、オルメサルタンの副作用の１つに、眠気や注意散漫いった症状があります。服用初期は特に、車の運転や機械の操作には十分に注意してください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。