ツロプラスト(Tuloplast) 1mg 14枚

ツロプラスト(Tuloplast)の概要

ツロプラストは、ズベンタスヘルスケア社が製造・販売する気管支を広げ呼吸を楽にする薬です。交感神経の受容体を刺激する事で気管支を広げる効果を発揮します。患部に貼るだけで効果が得られるので非常に簡便です。ツロブテロールの海外ジェネリック医薬品であるため、その効果の実績を確認できた上で安価に購入できる点が魅力になります。

気管支喘息や急性気管支炎、慢性気管支炎、肺気腫などの症状改善効果が期待できます。気管支喘息患者は、国内において450万人程度いると推計されています。空気の通り道である気管支が慢性的に炎症を起こし、狭くなってしまう病気です。

呼吸時に「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」といった音が聞こえるのが特徴になります。症状は軽症から生命にかかわる重篤なものまで様々あり、少なからず患者のQOL低下に大きな影響を与える可能性を持ちます。

ツロプラストの効果・効能

ツロプラストの有効成分は、ツロブテロールになります。交感神経β2受容体作動薬とも呼ばれる薬です。有効成分が交感神経β2受容体を刺激して、気管支の拡張を促します。

貼付薬の裏面に有効成分が塗布されており、じわじわと経皮吸収されて効果を示す仕組みの薬です。薬を貼り付けた後、6時間程度で効果を発揮し、24時間程度と長時間効果が持続すると報告されています。

1日1回貼付ければ1日中効果が持続します。喘息発作が生じている際の即効性はないため、注意して下さい。喘息発作に対しては別の治療薬の選択が必要です。気管支には反応する一方、心臓への反応はほとんどないため、余計な副作用が少ないのが特徴となります。

ツロプラストの使用方法・注意事項

ツロプラストの使用方法は、1日1回1枚を胸部、背部に貼付します。貼付た後は、テープをしっかり圧迫して皮膚にしっかり固定する必要があります。一度に2枚以上の貼付をすると副作用リスクが高まるので定められた用法用量を守りましょう。貼付忘れに気づいた際は、1回分をスキップして下さい。同じところに貼り続けると痒みやかぶれが生じる可能性が高まるため、同じところに貼るのは避けるようにしましょう。

主な副作用は、血清カリウム値の低下が報告されています。貼付後に脱力感や手足のだるさ、筋力低下のような症状が現れた際は、速やかに医療機関の受診を行って下さい。有効成分ツロブテロールは、世界アンチドーピング規定に該当するため、ドーピング検査に影響を及ぼす可能性があります。公式競技等に出場されるアスリートの方は特に注意が必要です。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。