商品カテゴリ
アクトス(actos) 15mg 28錠
ITEM DATA
「有効成分」
塩酸ピオグリタゾン(Pioglitazone Hydrochloride)
「製造元」
Eli Lilly and Company
「使用量」
1. 食事療法、運動療法のみの場合。スルホニルウレア剤、α‐グルコシダーゼ阻害剤、ピグアナイド系薬剤を食事療法、運動療法に加えて使用している場合:
1日1回、朝食の前または後に15-30mgを経口服用してください。
45mgを上限として、年齢、性別、症状により服用量を増減してください。
2. 食事療法、運動療法に加えて、インスリン製剤を使用する場合:
1日1回、朝食の前または後に15mgを経口服用してください。
30mgを上限として、年齢、性別、症状により服用量を増減してください。
*使用量に関する注意
・女性が服用する場合むくみが生じることがあります。むくみに気をつけながら1日1回15mgからの服用が適量とされています。
・高齢者が服用する場合は、1日1回15mgからの服用が適量とされています。
・1日1回の使用量を30 mgから45 mgに増やした場合、むくみが生じることがあります。
・インスリンと併用する場合むくみが生じることがありますので、1日1回15 mgから服用を始めてください。増量する場合はむくみおよび心不全の症状・兆候に注意しながら1日30 mgを上限としてください。
「商品詳細」
ひと口に糖尿病といっても、そのタイプはいくつかに分類されます。
インスリンを作る細胞が破壊され、体内のインスリン量が減ることで起こる「Ⅰ型糖尿病」をはじめ、インスリン分泌量の減少やインスリン抵抗性に起因する「Ⅱ型糖尿病」、他にも遺伝子異常や病気が原因で糖尿病になることもあります。
日本人の95%以上が「Ⅱ型糖尿病」に属すると言われていますが、この種の糖尿病治療に有効な薬が、このインスリン抵抗性改善薬の「アクトス15mg(塩酸ピオグリタゾン)」です。
アクトス15mgは、インスリン受容体のインスリン結合部以降に働きかけることでインスリン抵抗性を軽減し、結果として筋肉および脂肪組織では糖の吸収・利用を促進、また肝臓では糖の放出を抑制します。これらの作用により体内の血糖が低下します。
※インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されているにもかかわらず、さまざまな要因でその働きが鈍くなっている状態です。
※インスリン受容体とは、血液細胞のブドウ糖と結合し、それを細胞に送る作用をするもの事です。
「他の商品との比較」
アクトス15mgと同じように、骨格筋および肝臓におけるインスリン感受性を改善して高血糖を治療するチアゾリジン系の治療薬として、ノスカール(トログリタゾン)がありましたが、肝障害などの副作用が問題で発売中止となったため、現在日本で販売されているのはアクトス15mgのみとなります。
Ⅱ型糖尿病治療薬(経口血糖降下剤)には、アクトス15mg以外にも以下のような治療薬があります。それぞれに特徴が有り、一長一短が有りますので、医師の指示に従って、相応しい薬を服用して下さい。
なお糖尿病治療のために、アクトス15mgが有効であるとして利用される症状として、食事療法、運動療法、スルホニル尿素薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド系薬、インスリン製剤でコントロールできない等の場合が有ります。
※アセトヘキサミドを主成分とする治療薬
特徴:すい臓に働きかけインスリンの分泌を増やす作用がありますが、血糖降下作用がかなり強いため服用には注意が必要です。
ジメックス(塩野義製薬)など
※クロルプロパミドを主成分とする治療薬
特徴:インスリン注射を必要としない比較的軽度の糖尿病に効果的です。血糖降下作用がかなり強いため服用には注意が必要です。
アベマイド(小林化工)など
※グリクラジドを主成分とする治療薬
特徴:糖尿病そのものの治癒はしませんが、比較的軽度の糖尿病に効果的です。血糖降下作用がかなり強いため服用には注意が必要です。
キョワクロン(共和薬品)、グリミクロン(大日本住友製薬)、クラウナート(大洋薬品)、ダイアグリコ(東和薬品)、ルイメニア(日新製薬)、グリクラジド(ニプロファーマ)、グルタミール(メディサ新薬)、グリミラン(小林化工)、デアメリンS(キョーリン製薬)、オイグルコン(中外製薬)、バミルコン(大正製薬)、グリベンクラミド(サンノーバ)、ダムゼール(三和化学研究所)、ダオニール(サノフィアベンティス)、オペアミン(メディサ新薬)、セオグルミン(長生堂)、ベンクラート(大洋製薬)、マーグレイド(シオノケミカル)、グリピナート(サンド)、ブラトゲン(日医工)など
※トリブタミドを主成分とする治療薬
特徴:糖尿病そのものの治癒はしませんが、比較的軽度の糖尿病に効果的です。血糖降下作用がかなり強いため服用には注意が必要です。
ヘキストラスチノン(サノフィアベンティス)、ブタマイド(富山化学)、トルブタミド(東和薬品、ニプロジェネファ)、ヂアベトース(日医工)など
※塩酸ブホルミンを主成分とする治療薬
特徴:組織内での糖分解を促進し、糖の生成を抑制することで血糖値を下げます。糖尿病そのものの治癒はしませんが、比較的軽度の糖尿病に効果的です。危険な乳酸アシドーシスを引き起こす可能性があるため、服用には注意が必要です。
ジベトス(日医工)、ジベトンS(寿製薬)、塩酸ブホルミン(キョーリンリメディオ)など
※塩酸メトホルミンを主成分とする治療薬
特徴:組織内での糖分解を促進し、糖の生成を抑制することで血糖値を下げます。糖尿病そのものの治癒はしませんが、比較的軽度の糖尿病に効果的です。危険な乳酸アシドーシスを引き起こす可能性があるため、服用には注意が必要です。
メルビン(大日本住友製薬)、メデット(トーアエイヨー)、ネルビス(三和化学)、メトリオン(シオノケミカル)、グリコラン(日本新薬)、メトホルミン塩酸塩(東和薬品)など
「特別な注意」
下記の場合には、アクトス15mgを服用しないで下さい。
・Ⅰ型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)の場合
・心不全および心不全既往歴がある場合
・重い肝機能障害を持っている場合
・重症感染症、手術前後、重い外傷がある場合
・妊婦または妊娠の可能性がある場合
また授乳中の服用は避け、やむを得ず服用する場合は授乳を中止してください。
「他の薬との併用」
以下の糖尿病薬と併用した場合、低血糖症状が生じることがあります。
・スルホニルウレア系薬剤
グリメビリド
グリベンクラミド
グリクラジド
トルブタミド など
・スルホニルアミド系薬剤
グリブゾール
・ビグアナイド系薬剤
メトホルミン塩酸塩
ブホルミン塩酸塩
・ナテグリニド
・ミチグリニド
・α‐グルコシダーゼ阻害剤
ボグリボース
アカルボース
インスリン製剤
以下の糖尿病薬と併用した場合、相互作用が生じることがあります。
・糖尿病薬の血糖降下作用を増強する薬剤
β- 遮断剤
サリチル酸剤
モノアミン酸化酵素阻害剤
フィブラート系高脂血症治療剤
ワファリン など
・糖尿病薬の血糖降下作用を減弱する薬剤
アドレナリン
副腎皮質ホルモン
甲状腺ホルモン など
リファビシンなどCYP2C8を誘導する薬剤と併用すると、ビオグリタゾンのAUCが低下するので血糖管理をしっかりと行ない、必要に応じてアクトス15mgを増量してください。
「誤って大量に服用した場合」
医師または薬剤師に相談してください。
「服用し忘れた場合」
アクトス15mgの服用を忘れた場合は、すぐに1回分の用量を服用するか、次の回から使用して下さい。
但し、2回分の量を一度に使用する事は避けて下さい。
「副作用」
女性やインスリン併用時に、むくみの症状が出ることがあります。またインスリン併用時に低血糖症状が見られることがあります。
その他、重大な副作用として、以下の症状が出ることがあります。
・心不全の発症、悪化。息切れ、動悸、胸水、心胸比増大などの症状が現れた場合はただちに服用を中止し、医師の診断を受けてください。
・肝機能障害、黄疸
・筋肉痛、脱力感、横紋筋融解症
・胃潰瘍
・貧血、白血球減少、血小板減少
・発疹、湿疹、そう痒
・悪心、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、食欲亢進、食欲不振
・AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、γ-GTPなど肝機能値の上昇
・めまい、ふらつき、頭痛、眠気、倦怠感、脱力感、しびれ
・BUNおよびカリウムの上昇、総たんぱく質およびカルシウムの低下、体重および尿たんぱくの増加、息切れ
・関節痛、ふるえ、急激な血糖下降の伴う糖尿病性網膜症の悪化
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