パントシッド(Pantocid) 40mg 30錠

パントシッド(Pantocid)の概要　※プレバシドのジェネリック

パントシッドはインドのSun Pharma（サン・ファーマ）社から製造・販売されている胃酸の分泌を抑える薬です。先発品であるプレバシドのジェネリックとなります。

主に以下の症状の治療に使用されます。

• 消化性潰瘍
• 胃潰瘍
• 胸やけ
• 胃酸過多
• 胃炎
• 酸逆流症
• 酸欠症

潰瘍とは胃や腸の粘膜にできる痛みのことで、胃の中に存在する消化酸が原因で起こり、焼けるような痛みをともなうのが特徴です。胃酸過多は、胃酸が必要以上に分泌される状態で、胃酸と胃の防御因子である胃粘膜の作用バランスが崩れることが原因といわれています。

胃酸によって胃の粘膜が傷つけられると胃炎や胃潰瘍などにもつながります。また、アスピリン、イブプロフェンなどのステロイド性抗炎症薬を長期使用することによって生じる、消化性潰瘍の予防にも使用できます。

製造会社のSun Pharma（サン・ファーマ）社は、インドのムンバイに本拠地をおき日本を含めた世界150か国以上に事業を展開しています。ジェネリック製薬の大手メーカーでもあり、日本でも田辺製薬やポーラグループと提携・合併するなどトップ企業として活躍しています。

パントシッドの効果・効能

パントシッドの有効成分はパントプラゾール(Pantoprazole) 40mgです。プロトンポンプ阻害薬（PPI）のグループに属し、胃酸の分泌をおさえることで胃潰瘍などの症状を緩和する作用があります。

従来の胃酸分泌抑制薬として使われてきたヒスタミンH2受容体拮抗薬より、直接的に胃酸の分泌をコントロールできるため、確実にそして強力に症状を改善することが可能です。

パントプラゾールは、胃の中で作られる酸の量を減らすことで潰瘍を防ぎ、胸焼けの原因となる酸の逆流を低減します。

パントシッドの使用方法・注意事項

パントシッドは1日1回1錠(40mg)を4週間服用してください。症状が改善されない場合、8週間まで延長して服用できます。通常、朝一番か少なくとも食事の1時間前に服用する必要があります。

主な副作用には以下の症状が報告されています。

• 吐き気
• 頭痛
• 腹痛
• 便秘
• 下痢
• 鼓腸

有効成分のパントプラゾール等にアレルギーのある方、肝臓、腎臓、または心臓に問題がある方は服用しないでください。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。