メトホルミン（Metformin）500mg 28錠

メトホルミン（Metformin）の概要

メトホルミンは、UK Generic(ユーケージェネリック) 社が製造・販売する血糖値を下げる薬になります。2型糖尿病に用いられる治療薬で、1型糖尿病は対象外ですので注意が必要です。

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気のことです。本来、血液中のブドウ糖が増えると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。

2型糖尿病ではインスリンの分泌量が減り、インスリンの働きが低下するため、血糖値が上昇し続けるようになります。このような状態が続くと抹消血管、腎臓、網膜などに障害が発生する可能性があります。

また、血糖値をコントロールするためには、メトホルミンのような治療薬の使用に加え、食生活や運動習慣の見直しも重要です。

メトホルミンの効果・効能

メトホルミンの有効成分は、メトホルミン500mgになります。ビグアナイド薬と呼ばれる医薬品で、インスリンに対する臓器の感受性を高めることにより、血糖値を下げることができます。

インスリン分泌に直接かかわるタイプの薬ではないため、糖尿病治療薬の欠点でもある低血糖などの副作用を引き起こさず、その高い安全性から多くの糖尿病患者に用いられています。

メトホルミンは糖尿病に有効な治療薬ですが、近年では肥満やメタボリックシンドローム、アルコール性脂肪肝、多嚢胞性卵巣症候群などの予防にも効果があるとする研究結果もあり、健康寿命を延ばすことも期待されています。

メトホルミンの使用方法・注意事項

メトホルミンの服用方法は、通常成人の場合、1日2～3回に分けて食前か食後に服用します。1日1錠500mgから開始し、効果を確認しながら徐々に増量していき、最終的に1日の服用量を750～1500mgに調整します。年齢や症状によって服用量は適宜増減されますが、1日の最大服用量は2000mgまでとされています。

主な副作用として、以下の症状が報告されています。

• 下痢
• 悪心
• 食欲不振
• 腹痛
• 嘔吐
• 消化不良
• 便秘
• 肝機能異常
• めまい

稀に乳酸アシドーシスや低血糖、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症など重篤な症状が起こる可能性もあるため、気になる症状が現れた場合はすぐに医療機関を受診するようにしてください。

重度の腎機能障害または透析患者の方、重度の肝機能障害の方、心血管系・肺機能に高度の障害がある方、乳酸アシドーシスの既往がある方、妊婦または妊娠している可能性がある方、1型糖尿病患者の方、メトホルミンの成分やビグアナイド系薬剤に対して過敏症の既往がある方は使用できません。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。