イロベル(IROVEL) 300mg 50錠

イロベル(IROVEL)の概要

イロベルは、サンファーマ社が製造・販売する高血圧治療薬になります。イルベタンのジェネリック医薬品になるため、その効果の実績を確認した上で安価に購入できる点が魅力です。

高血圧は、血圧計にて計測した収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態を指します。高血圧そのものでは、大きな症状は特に感じられず、徐々に血管などにダメージを与え、将来の動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こすリスクを高めます。

生活習慣の不良から生じる本態性高血圧と別の疾患から誘発される続発性高血圧に二類されます。当医薬品は、本態性高血圧治療に用いられる場合が多いですが、どちらの分類に対しても効果を示します。

日本人の高血圧患者数は、4000万人以上と推計されており、国民の3人に1人が抱える国民病とも呼ばれています。早期に投薬、生活習慣の見直しを行い対応することで、将来起きる可能性がある重篤な病気を防ぐ期待ができます。

イロベルの効果・効能

イロベルの有効成分は、イルベサルタン300mgになります。血圧を上げる物質であるアンジオテンシンIIを抑制する作用があり、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。アンジオテンシンIIは全身の動脈を収縮させることに加えて、副腎皮質からアルドステロンの放出を促します。

アルドステロンには、Naを体内に溜める働きがあるため、循環血液量が増加して心拍出量と末梢血管抵抗が増加し、更なる血圧上昇のきっかけを与えます。

当成分は、これらの血圧上昇の連鎖を断ち切ることで降圧効果を得ます。また、効果の持続時間が長いという特徴があるため、1日1回の服用で済み飲み忘れなどのリスクを最小限に抑えます。

イロベルの使用方法・注意事項

イロベルは、日本と海外で承認されている有効成分の用量が異なります。海外の基準値は日本においては、多めの用量で設定されていることが多くあります。当医薬品の配合料300mgは、アメリカにおける1日の最大摂取許容量となっています。日本における1日の最大摂取許容量は200mgとなっているので、服用の際はピルカッターなどを用い分割して使用して下さい。

国内では、通常、1日1回50～100mgを服用します。主な副作用としては、眩暈や頭痛、眠気、胃腸障害などが報告されています。特に服用はじめに症状が現れる場合が多く、意識状態を変化させることがあるので、その期間は車の運転や高所での作業、危険な機器の取扱いは行わないようにして下さい。

また、症状が強く出る場合や長く続く場合には一度服用を中止し、速やかに医療機関の受診を行い適切な指示を受ける必要があります。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。