ノバモックス(NOVAMOX) 500mg 90カプセル

ノバモックス(NOVAMOX)の概要

ノバモックスは細菌を原因とする感染症に効果があるペニシリン系の抗生物質で、主に淋病や梅毒などの性病に使用されます。細菌性による感染症に有効ですので、性感染症以外にも、扁桃炎や咽頭炎、中耳炎や気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染などにも効果があります。

インフルエンザを含め、ウイルス性の「かぜ」には一般的に無効ですが、それが原因で細菌による2次感染時やその予防のために使用されることもあります。

ブランドはインドの製薬会社で、世界的にも有名なシプラ社です。シプラ社は1935年にできた製薬会社で、一般医療薬品、抗生物質、抗がん剤、喘息薬、抗エイズ剤、糖尿病薬、動物用ヘルスケア用品などを製造し、北欧や南米、アジアやヨーロッパ、中東やアフリカなどの世界150ヵ国に輸出している、インドの筆頭格製薬会社です。世界保健機構（WHO）などの許認可機関に承認されています。

ノバモックスの効果・効能

ノバモックスの有効成分はアモキシリンであり、細菌の細胞壁が合成されるのを阻害することにより、殺菌するペニシリン系の薬です。傾向服用後に速やかに吸収され、即効性に優れており、高い血中濃度が得られるため、多くの医療現場で感染症の治療薬に使用されています。

一般的には、淋病の原因菌である淋菌、梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマなどに使用されますが、その他にもヘリコバクターピロリ菌、肺炎球菌やレンサ球菌属、腸球菌属や大腸菌などの幅広い細菌に効果があります。

インフルエンザウイルスには直接作用しませんが、インフルエンザにより免疫力が低下することで、いつもだったら感染しないような細菌に感染してしまい、肺炎や気管支炎など併発してしまうことがある為、その予防薬としても使用することがあります。

犬や猫の細菌性皮膚感染症には使用できるとされていますが、人間の医薬品ですので、素人判断で動物への投与はおすすめしません。

ノバモックスの使用方法・注意事項

通常、ノバモックスは1日3回、1回250mgを服用しますが、重度の感染症の場合は、1日3回、1回500mgを使用します。梅毒治療を行う場合は、1日3回、1回500mgを水やぬるま湯と一緒に服用します。服用感覚の目安は3～4時間です。治療期間は感染後の症状によって異なります。　

主な副作用は、下痢、食欲不振、発疹、悪心、嘔吐、軟便などがあり、稀に重篤な副作用で、ショック、アナフィラキシー、急性腎不全などの重篤な腎障害、無菌性髄膜炎などがあります。すべての副作用を記載したわけではありません。

その他にも用禁忌や併用禁忌はありますので、使用前に医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。