フォシーガジェネリック10mg10錠（ダパグリフロジン）

フォシーガジェネリック（ダパグリフロジン）の概要

フォシーガジェネリックは、日本でも承認、販売されている主に糖尿病の治療薬によく使われているフォシーガのジェネリック医薬品になります。

過剰な糖分を尿中に排出することで血糖をコントロールします。体の水分を調整し、心臓や腎臓の負担を軽減する効果もあることから、糖尿病だけでなく慢性心不全や慢性腎臓病の治療薬に用いられることもあります。

糖尿病の中でも先天的に発症する1型糖尿病、後天的に発症する2型糖尿病のどちらもタイプの糖尿病の治療にも治療効果を発揮します。特に標準体重より重い人の糖尿病に使用されることが多いです。

また、糖を体外に排泄させることで糖質制限効果も得られるため、ダイエット効果もあると言われており、薬を使ったダイエットである「メディカルダイエット」でも有名な薬でもあります。インドに本社をおき、インド国内で5%以上のシェアを持っている大手製薬会社であるインタス・ファーマ(Intas Pharmaceuticals )社が、製造・販売しています。

インタス・ファーマは、インド国内に限らず、北米、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアやアジアなどでも、安価なジェネリック医薬品を流通している、グローバルな製薬会社です。主に、腎臓、消化器、泌尿器、整形外科、心臓病、糖尿病などの医薬品を製造、販売しており、各国の厳しい審査過程を通過している事から、安全性も高く世界中で信頼されている製薬会社でもあります。

フォシーガジェネリックの効果・効能

フォシーガジェネリックの有効成分はダパグリフロジンであり、SGLT2阻害薬と言われています。尿は腎臓で作られますが、最初に尿がつくられる際に大量に生成され、その時の尿には糖やアミノ酸等の栄養素も入っています。

その栄養素まで排泄されると身体的には不都合となるため、腎臓から膀胱へと到達する間に、これらの栄養素を血液の中に吸収していきます。これを再吸収というのですが、その栄養素の中の糖をもそのまま排泄してしまうのは、本来身体的に不都合となるため、腎臓の尿細管というところで、SGLT1、SGLT2というタンパク質を通じて体に再吸収される仕組みになっています。

SGLT1、SGLT2は両方とも、糖分の再吸収に関わっていますが、腎臓で作られた原尿中のブドウ糖の約9割が、主としてSGLT2により再吸収されています。フォシーガジェネリックの有効成分であるダパグリフロジンは、このSGLT2の働きを阻害することにより、取り過ぎた糖の再吸収を防ぎ、体外に排泄する作用があるため2型糖尿病や慢性心不全の治療に効果を発揮します。

従来の糖尿病薬はインスリンに関与して血糖を下げる薬が多いですが、フォシーガジェネリックのようなSGLT2阻害薬は、糖を排出して血糖をコントロールするため、インスリンとは関係なく血糖を下げるのも特徴です。そしてさらに、糖を体外に排出するためダイエット効果も期待できるのです。

フォシーガジェネリックの使用方法・注意事項

1型糖尿病の場合：インスリン製剤と併用して使用します。通常、成人では1日1回、1回5mgを服用します。効果が不十分の場合には、経過観察を十分に行いながら、10mgまで増量することが可能です。

2型糖尿病の場合：通常、成人では1日1回、1回5mgを服用します。効果が不十分の場合には、経過観察を十分に行いながら、10mgまで増量することが可能です。

慢性心不全、慢性腎臓病：通常、成人では1日1回、回10mgを服用します。

フォシーガジェネリックは基本的に、糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果がない場合に使用します。1型糖尿病の方は、あらかじめインスリン治療を十分に行ったうえで必要時に使用します。 服用する時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に服用することをおすすめします。また、飲み忘れに気付いた時は、すぐに服用して下さい。ただし、次回の服用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から服用して下さい。絶対に2回分を1度に飲まないでください。

副作用としては、性器感染症、尿路感染症、頻尿、ふらつき、脱力感、低血糖、高熱等があります。すべての副作用を記載したわけではありません。重い感染症にかかっている方や最近手術をした方、妊娠中やその可能性のある方等は使用禁止です。α-グルコシダーゼ阻害薬（アカルボース、ボグリボース、ミグリトール）等と併用している場合は、ブドウ糖の摂取が必要になり、注意が必要です。その他にも、使用禁忌や使用注意がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。