フィンペシア 1mg 30錠(プロペシア) キノリンイエローフリー

フィンペシア(プロペシアジェネリック)の概要

フィンペシアは男性型脱毛症(AGA)の治療薬であり、男性の髪の毛が薄くなることを防ぐ薬です。

効果があらわれる期間は人それぞれですが、1日に1錠服用するだけで、3～6ヵ月を目安に効果があらわれます。副作用が少ないうえに高い効果を発揮する特徴があります。薄毛治療に関しては、市販薬で色々と販売されていますが、医学的な根拠に乏しい薬も多いです。しかし、このフィンペシアは男性の薄毛治療に対して、きちんとした医学的な作用機序により薄毛を治療するため、高い効果を発揮します。

男性型脱毛症は、「病気の治療目的」ではなく「美容等の治療目的」になりますので、皮膚科等から処方してもらうのは可能ですが、医療保険適応外薬になります。

インドにある大手製薬会社でインド国内でも5指に入り、世界的にも有名なシプラ（Cipla）社で製造、販売されています。シプラ社は一般医療薬品、抗生物質、抗がん剤、喘息薬、抗エイズ剤、糖尿病薬、動物用ヘルスケア用品など幅広い分野の薬を製造しており、北欧や南米、アジアやヨーロッパ、中東やアフリカなどの世界150ヵ国に輸出している、インドの筆頭格製薬会社です。世界保健機構（WHO）の許認可機関に承認されており、世界的にも安全性や信頼性が高い製薬会社でもあります。

フィンペシアの効果・効能

フィンペシアの有効成分はフィナステリドであり、5α-還元酵素阻害薬と言われています。薄毛には男性ホルモンが大きくかかわっていると考えられています。生え際が後退していき、「M字」になったり、頭頂部の脱毛により髪の毛が薄くなり、症状が進行していきます。男性型脱毛症には遺伝子が大きくかかわっていると言われていますが、その詳細はまだ不明です。

これらの男性型脱毛症を引き起こす男性ホルモンの中でもジヒドロテストスロテン(DHT)の作用が脱毛に関与していると言われています。男性ホルモンで有名なのはテストロテンですが、このテストロテンから合成されるホルモンの1つにジヒドロテストステロンがあります。

ジヒドロテストステロンが合成されればされるほど脱毛を引き起こしやすくなる仕組みです。ですので、テストロテンからジヒドロテストステロンの合成過程を抑えれば、脱毛も抑制することができます。この合成時に働く酵素として5α-還元酵素阻が存在します。フィンペシアの有効成分であるフィナステリドは、この5α-還元酵素阻の作用を阻害することで、テストロテンがジヒドロテストステロンを合成する作用を抑えることで、男性型脱毛症を治療する効果を発揮します。

臨床試験では、90%の人に対して抜け毛進行抑制または改善効果が示されており、非常に効果が期待できる成分です。また、その作用機序から理論的には発毛を促す作用はありませんが、実際には発毛が促されて、髪の毛の長さや太さなどの「髪の質」まで改善する効果みられたという報告も多くあります。

フィンペシアの使用方法・注意事項

フィンペシアは通常、男性成人では1日1回、１回0.2mgを服用します。必要に応じて適宜増減できますが、1日の上限量は1mgです。効果に即効性はありませんので、効果を感じられなくとも、少なくとも6か月間は服用を続けて下さい。最初の服用後は、初期脱毛が起こります。いつから起こるか個人差はありますが、一般的には10日～1ヵ月程で起こり、1ヵ月半～3ヵ月程で症状が治まります。初期脱毛の期間が長い場合や症状がひどい時には必ず医師に相談して下さい。また、前立腺がん検診を受ける予定のある方は、本剤を服用していることを医師にお知らせ下さい。

服用する時間帯は決まっていませんが、毎日同じ時間に服用することをおすすめします。また、飲み忘れに気付いた時は、すぐに服用して下さい。ただし、次回の服用分との時間が短い場合には、1回分とばして次回分から服用して下さい。絶対に2回分を1度に飲まないでください。

安全性が高くあまり副作用はありませんが、精力の減退、精子量の減少、勃起不全、肝機能障害等が報告されています。すべての副作用を記載したわけではありません。錠剤を割って服用したり、女性や子供が服用するのは禁止です。その他にも使用注意がありますので、使用前には必ず医師や薬剤師に相談して下さい。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。