ネクスガードスペクトラ(NexGard Spectra) 中型犬(7.5～15kg)用 3錠

ネクスガードスペクトラ(NexGard Spectra)中型犬用の概要

ネクスガードスペクトラは、メリアル社（現在はベーリンガーインゲルハイム社）が製造・販売する中型犬用の寄生虫ケアの薬で、動物病院でも積極的に処方されています。おやつタイプの薬であるため、食いつきが良いので薬が苦手でも投与しやすいのが魅力です。

体重に合わせて投与する薬が同じ名称で分類されているため注意して下さい。一つの薬で、ダニやノミ、フィラリア、お腹の虫に効果を発揮する事ができるため、非常に使い勝手が良いと評価されています。

犬のダニ感染を放置すると、我慢できないほどのかゆみを引き起こし、慢性的な皮膚炎症状を引き起こす原因となる可能性があります。掻きむしってできた傷口などから雑菌が感染し、大きなトラブルになる事も考えられます。

ネクスガードスペクトラ中型犬用の効果・効能

ネクスガードスペクトラの主な有効成分は、アフォキソラネルとミルベマイシンオキシムの2種類になります。アフォキソラネルには、ダニとノミに対して優れた駆虫効果を発揮します。

GABA受容体において細胞内への塩素イオンの流入を阻害する効果を示し、神経伝達物質の異常を引き起こし麻痺状態に陥らせる事ができます。ミルベマイシンオキシムは、フィラリアを含むお腹の虫に効果を発揮します。

寄生虫らの筋・神経細胞に作用して麻痺させる事でアフォキソラネル同様の駆虫効果を得ます。1日あればほとんどの寄生虫に効果を示す事ができるため、投与後の観察期間も短めに済みます。

ネクスガードスペクトラ中型犬用の使用方法・注意事項

ネクスガードスペクトラの服用方法は、1回分をドックフードに細かくして混ぜたり、おやつとして与えて下さい。万が一、2時間以内に吐いてしまった場合は再投与して下さい。判断が難しいタイミングで吐いてしまった場合は、動物病院に相談するようにしましょう。投与のタイミングは、フィラリア感染の危険がある蚊の発生する時期の始まりから終わりにかけての期間が推奨されています。

国によっては年中の投与を推奨しているところもあります。この薬は犬の体重によって投与量が決められているため、中型犬にのみ投与するようにしましょう。小型犬に投与してしまった場合、規格外なので副作用が強く現れる可能性があります。薬による主な副作用は、下痢や嘔吐、元気消失、食欲不振、皮膚の異常などが報告されています。

副作用が見られる場合は、速やかに動物病院を受診して下さい。また、フィラリアに感染している犬に予防薬を与えると最悪の場合、死亡する事があるため、はじめて投与する場合や休薬していた場合は必ず動物病院で検査をしてから投与するようにしましょう。

・使用方法に関しては、かかりつけの医師などに相談してからご使用ください。
・保管方法は、高温や湿気の多い場所は避けるようにしてください。
・副作用が出た際には、医師に相談することをおすすめいたします。